【データ】2019年国内旅行動向調査 Reluxトラベルラボ調べ


情報収集は「ウェブメディア」利用が約8割

利用宿泊施設1位「旅館」

 旅館・ホテルの宿泊予約アプリ「Relux」を運営するLoco Partnersはこのほど、顧客の旅行動向や人気宿泊施設の傾向を調査する機関「Reluxトラベルラボ」から、「2019年国内旅行動向調査」の結果を発表した。19年に国内旅行に行った回数の第1位に「5~9回」、旅行の情報収集を行うツールの第1位に「ウェブメディア」を選出した。

 調査は、19年1月1日~12月31日の期間内に、Reluxを使用した国内顧客に向けてメールマガジンを通じたオンラインアンケートを実施し、集計したもの。有効回答数は3622件。

 19年に国内旅行に行った回数は、「5~9回」(37%)が最も多く、「3回」(17%)、「4回」(16回)が続いた。5回以上行った人は全体の約半数いることが明らかになった。

 旅行情報収集を行うツールは「ウェブメディア」(83.4%)が最も多く、「ガイドブック・旅行本」(36.1%)、「アプリ」(32.8%)が続いた。SNSでは「Instagram」がトップとなり、写真や動画をベースに旅の行き先を探す人が増えていることが分かった。

 旅館・ホテルを予約する際、重視するポイントは、第1位が「設備」(82.9%)となり、「価格」「食事」「クチコミ」が50%を超えた。
19年に利用した宿泊施設のタイプは、第1位が「旅館」(66.9%)、第2位が「シティホテル」(44%)、第3位が「リゾートホテル」(42.3%)だった。今後利用したい宿泊施設のタイプは、「リゾートホテル」(55.2%)、「旅館」(53.8%)が上位となった。「19年の利用は少ないが、今後の利用を考えたい注目施設として『オーベルジュ』『コンセプトホテル』『グランピング・キャンプ』が挙げられる」と同社。顧客の嗜好(しこう)が多様化していると指摘している。

 20年に旅先で体験したいことは、第1位が「宿泊施設で温泉でのんびりしたい」(89.6%)、第2位が「宿泊施設で食事を楽しみたい」(72%)となった。「宿泊施設内での滞在を楽しみたい人が多い」と同社。

 このほか、予約する際の検討施設数は、「3軒」(46%)、「5~9軒」(21%)、「2軒」(14%)の順だった。複数施設の写真やクチコミなどを見ながら検討する人が多いことが分かった。

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