観光客延べ人数、前年並みの3503万人
外国人延べ宿泊者数は69%増加
青森県観光国際戦略局がまとめた「平成29年 青森県観光入込客統計」によると、平成29年1年間(1~12月)の同県への観光入込客数は、延べ人数で前年比0.4%減の3503万3千人、実人数で同2.8%増の1555万3千人だった。
実人数のうち、日帰り客は同7.6%増の1136万人。宿泊客は同8.3%減の419万3千人。
また県内客は同7.1%増の890万3千人、県外客は同3.5%減の643万3千人、訪日外国人は同43.6%増の21万8千人だった。
観光消費額は、総額で同2.7%増の1863億4300万円。費目別では、宿泊費が最も多く、同6.5%増の595億8千万円。以下、その他(飲食費、入場料、パック料金等)が同2.2%増の513億7千万円、土産代が同1.2%減の474億9500万円、交通費が同3.0%増の278億9800万円などとなっている。
同年の同県観光のトピックスとして「青森―中国天津間、国際定期便就航」(5月)、「三沢空港、滑走路工事により運休」(5~7月)、「青森県・函館観光キャンペーン」(7~9月)、「三沢―函館線廃止、就航から4年で幕」(8月)、「青森―ソウル線、冬季機関に週3便から週5便に増便」(10月~30年3月)、「青森―台北間、定期チャーター便就航」(11月~30年3月)などが挙げられる。
観光庁「宿泊旅行統計調査」の結果により同県の外国人延べ宿泊者数を取りまとめたところ、前年比69.2%増の24万2980人泊となった。国・地域別では台湾が33.3%と最も多い。