【データ】2016年度「関西空港外国人動向調査」大阪観光局


大阪への再訪意欲は93%の高率

情報源はSNSやネット 消費額は1人9万2千円 食べ物はラーメンが7割超

 大阪観光局はこのほど、平成28年度の「関西国際空港外国人動向調査」結果を発表した。4月15日付で前半部分を抜粋紹介したが、今回は後半部分を掲載する。
「大阪に関する情報源」については、旅行前は「SNS、インターネット」が76%で1位。到着後も74%で1位となっている。「友人からの勧め」は36%の2位、「ガイドブック」は17%で1位。到着後の2位は「無料の地図、ガイドブック(無料)、チラシ」で32%、3位は「案内所」で23%だった。

 「大阪での宿泊日数(14泊以上は一律に14泊として算出)」は、全体では7・1泊で、うち、3・5泊が大阪以外。大阪は3・6泊で若干大阪の滞在期間が上回っている。最も宿泊日数が長かったのはドイツで9・0泊。うち5泊が大阪以外で、4泊が大阪だった。最も短かったのは韓国で5・2泊。うち3・5泊が大阪で、大阪を目的にしていることが分かる。

 「大阪での消費額・買い物額(出発前に現地で予約、決済した宿泊費や航空運賃は含まれない)」を見ると、大阪での消費額(1人当たり)は、全体では9万2千円。一番高いのは中国で13万4千円、次いで欧州3カ国の12万9千円、香港、オーストラリア、アメリカと続き約10万円だった。

 大阪での買い物消費額(1人当たり)は、全体は4万7千円で、消費額の51%が買い物に使われる。1位は中国の7万6千円の順。次いで、香港の6万1千円、台湾の5万1千円。欧州3カ国は3万4千円と買い物以外の消費に費用を掛けている。

 「ショッピング・グルメへの関心(いずれも複数回答)」では、大阪で買ったものについてはお菓子57%、洋服・靴・バック・装飾品52%、化粧品47%、薬39%、飲料品ではお酒・日本茶が38%、食品はデザート、生鮮食料品(野菜、果物、海産物)が38%。

 大阪で食べたものについては、ラーメンが71%と圧倒的に高く、次いで寿司56%、たこ焼き54%うどん・そば42%。庶民的な食べ物の人気が高いようだ。
「大阪の満足度」では満点の7点と6点の割合を合わせた合計が86%と高い満足度を示した。一方、再訪意欲では、「必ず来たい」と「来たい」を合わせ93%となり、再訪意欲の高さを示した。

 

 


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