「簡便化」は右肩上がりで推移
日本政策金融公庫は1月、消費者の食に関する動向調査を行い、このほど結果を公表した。食に関する志向は「健康志向」「経済性志向」「簡便化志向」が前回調査(昨年7月)に続き三大志向となったが、健康志向が令和2年7月調査以来、3半期ぶりに低下に転じた。経済性志向と簡便化志向は上昇。経済性志向は20代が他の世代に比べて特に高い割合で、簡便化志向は長期的に右肩上がりで推移している。
調査はインターネットで1月に実施。男女各千人、計2千人が回答した。
食に関する志向を複数回答で答えてもらったところ、健康志向が43.0%でトップ。以下、経済性志向(37.8%)、簡便化志向(37.1%)、安全志向(17.2%)、手作り志向(17.1%)などが続いた。
昨年7月の前回調査と比較すると、健康志向は2.4ポイント減と、3半期ぶりに低下に転じた。特に60代で9.8ポイント減の49.7%、70代で5.7ポイント減の55.7%と大幅に低下した。
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