【データ】日本のサウナ実態調査2020


 日本サウナ総研は5日、「日本のサウナ実態調査2020」の結果を発表した。

一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所(以下:日本サウナ総研)は、  2017年より続けている日本におけるサウナ・温冷浴の実態調査を行い、3/7のサウナの日に先立ってその調査結果を発表している。

調査を開始した2017年以降「温冷浴のことを知らない」は50%以上であったが、「図A-1:温冷浴の認知度の推移」のように、今回の調査で初めて50%を切り、「聞いたことがあるがやっていない」の方が上回る結果となった。ただ、依然として「知っていて、実践している」の数値は16%弱のままで、サウナブームと呼ばれるものの影響でサウナ・温冷浴について知る機会は増えるものの、実践する人はそこまで増えてはいない。また「図A-2:温冷浴の男女別認知率(2020年)」のように、温冷浴を実践している人は男性が18%、女性が13%となり、男性の方が高い数値を示した。

 

 

図A-1:温冷浴の認知度の推移(2020年)

図A-2:温冷浴の男女別認知率(2020年)

 

< 調査背景 >

一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所(本社:東京都港区。代表:小西健太郎。以下、日本サウナ総研)は、2019年12月に日本全国1万人の成人男女を対象とした『日本のサウナ実態調査』を実施しました。

(調査方法・インターネット調査 対象18~69歳の男性5015人 女性4985人)

 

< 主な調査結果 >

1.サウナ人口

 

日本には月 1 回以上サウナ浴をする“ミドルサウナー”は推計 651.2 万人※3 (昨年678万)、月に4 回以上サウナ浴をする“ヘビーサウナー”は推計 342万人※3(昨年335万)との結果が出た。年に 1 回以上サウナ浴をするライトサウナーと併せて、約2761万人※3が(昨年2714万)年に1回以上サウナを利用することが伺え(図1-1)、人数としては昨年より若干の上昇傾向がみられる。サウナが好きと答えた人は約32 % (推計2549万人※3 )(昨年31%推計2531万)となり、好きと答えた人は昨年から微増した(図1-2) 。

 

図1-1:サウナ愛好者比率(2020年)

図1-2:サウナは好きか?(2020年)

 

2.水風呂の利用実態

サウナ利用者における水風呂の利用実態は 「入らない」「シャワー・かけ水のみ」の温冷浴をしない人が6割以上となる(図2-1 )。また男女で比較すると、男性の水風呂の利用率は43%(図2-1)、女性の水風呂の利用率は24%(図2-3)となり、男性の方が水風呂の利用率は高く温冷浴を実践している人が多いことがわかる。

 

図2-1:水風呂の利用(全体)(2020年)

図2-2:水風呂の利用(男性)(2020年)

図2-3:水風呂の利用(女性)(2020年)

 

3.サウナ愛好家別、水風呂の利用実態

 

サウナを利用すると回答した者のうち、水風呂を常用している割合は依然として少なく全体の34%に留まる。

月4回以上サウナに入るヘビーサウナーでは53%、月1回以上サウナに入るミドルサウナーは47%が水風呂に浸かっているが、それでも約半数だった。

前述のとおり、温冷浴の認知度が上昇してきたものの、日本国内におけるサウナーの水風呂利用率は依然として低い。

図3:水風呂利用実態(サウナ愛好家別割合)(2020年)

 

日本サウナ総研では研究員がサウナ施設に赴き、下記の「サウナ浴の3大要素」を中心に独自評価を行い、サウナ総研ツイッター(@sauna_soken)で配信しております。

 

 

①サウナ室     段数、表示温度、輻射熱の強弱、湿度、換気

②水風呂     水温、水位(深さ)、循環、塩素臭

③外気浴     スペースの有無

④一言コメント  混雑具合や綺麗さ、研究員の所感

 

ツイート例

https://twitter.com/sauna_soken/status/1176865491073110016


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