【データ】旅館・ホテルアンケート調査 観光経済新聞調べ


経営の課題 1位「人材不足」2位「売上向上」3位「老朽化・リニューアル」

 観光経済新聞社は、日本旅館協会会員などの旅館・ホテルに経営状況などを聞くアンケート調査を実施した。経営の課題について多肢選択法で聞いたところ、最も多かったのは「人材不足」で、回答者の60.9%が挙げた(複数回答)。2位が「売り上げ向上」(45.9%)、3位が「施設の老朽化・リニューアル」(41.4%)という結果となった。

 人材不足に加えて、4位には「人材育成」(35.3%)が入っており、人材の問題が旅館・ホテルの大きな課題となっている。経営の課題についての質問は前回までのアンケート調査では自由記述式で行っていたため、数値での比較はできないが、人材問題はコロナ禍前から常にトップ。特に人材不足は旅館・ホテルにとって恒常的な課題だ。

 課題に対する取り組みや解決策について自由記述式で回答を求めたところ、「高卒者の積極的な採用」や「外国人社員の採用を増やす」「OJTの活性化」などの回答があった。

 コロナ禍で旅行の動きが鈍ったなかで、売り上げの向上が課題の上位に挙がったのは当然の帰結。同様の課題として6位に「集客」(23.3%)が挙がった。

 売り上げ向上や集客の取り組みとしては「新しい宿泊プランの造成」「料理内容の見直し」などさまざまな回答があった。また、再開予定のGo Toトラベル事業について「大きな鍵となる」と期待する人もいる。「オンリーワン旅館を強くする以外、生きる道はないと思い努力している」という声もあった。

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