成田空港は7月30日、 2020年上期の空港運用状況を発表した。新型コロナウイルス感染症拡大により発着回数、旅客数が大幅減このような状況の中、国際線貨物便発着回数は過去最高を記録した。
【旅客便の動向】
● 国際線は、1月は中国線の新規就航や増便等により堅調に推移したものの、その後の新型コロナウイルス感染症拡大に伴う出入国制限等により、旅客便発着回数、旅客数ともに大幅減となりました。
● 国内線は、1、2月は下地島線・庄内線の新規就航等により堅調に推移したものの、その後の政府による緊急事態宣言の影響等により旅客便発着回数、旅客数ともに大幅減となりました。なお、6月は、緊急事態宣言の解除や国内移動制限の緩和の影響等により旅客便発着回数、旅客数ともに5月より増加しました。
【貨物便の動向】
●世界的な企業活動が停滞するなか、国際線貨物便の発着回数は、国際線旅客便の運休・減便により貨物スペースが減少したため、国際線貨物臨時便が多数運航され、2004年以来の最高値を更新したことから、国際航空貨物量は、前年同期比8%減に留まりました。