
予約ラボは9月29日、宿泊キャンセルに関する実態調査の結果を発表した。
顧客接点である予約は、事業者にとっては「売り上げ見込み」であり「事前のリソース確保」として重要なポイントです。
一方「予約キャンセル」は、売上の機会損失だけにとどまらず、確保したリソース(飲食店であれば食材ロスなど)が無駄になるなど、時には新たな損失(赤字)を引き起こす要因にもなります。
そこで予約ラボでは、キャンセルの現状知ることで、予約に関する問題の解決に寄与できればと、宿泊キャンセルにターゲットを絞りキャンセル料の支払について消費者調査しました。
今後は他の業界の予約の現状に関しても調査を行っていく予定です。
【調査概要】
・調査企画:予約ラボ
・調査対象:全国20代から60代の男女
・調査期間:2020年8月31日~9月2日
・調査方法:Fastask会員を利用したインターネット調査
・サンプル数:総数332名
・調査対象:3年以内に宿泊予約をして、キャンセル料が発生する期間にキャンセルをした経験がある全国の20代~60代の男女
・調査詳細:https://yoyakulab.net/research/booking-cancel-reason-report-2020/
【サマリー】
約半数が宿泊キャンセル料金を支払った
予約をキャンセルした際にキャンセル料金を支払ったと回答が約半数の48.8%、一方、支払っていないと回答も45.2%という結果になりました。
支払わなかった理由について質問をしたところ「請求がなかった」「事情を話したら支払わずに済んだ」などの意見が見られました。
約80%がキャンセル規定を確認して予約
キャンセル規定を確認したかという設問では、78%と8割近くが確認したとの回答でしたが、未確認の方が16%を占める結果となりました。
約40%が前日か当日にキャンセル
旅行当日の何日前にキャンセルを行ったかでは、宿泊予定日より1週間以内が7割弱を占めました。そのうち当日キャンセルが17.8%、前日キャンセルが22.9%と約4割は直前にキャンセルしたと回答しています。