総取扱額76%減 上期総販は89%減に
鉄道旅客協会が10月28日に発表した主要旅行業11社の今年9月の旅行取扱額は、前年同月比76.0%減の719億3062万円だった。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、総取扱額は全社で前年実績を大きく下回ったが、減少幅は前月よりも10ポイントほど縮小した。内訳は、国内旅行が61.6%減の686億4779万円、海外旅行が98.7%減の13億3395万円、外国人旅行が97.6%減の4億5573万円、その他が20.9%減の14億9315万円。
内訳を見ると、国内旅行は全社が前年割れしたものの、ジェイアール東海ツアーズが46.6%減まで戻したのを筆頭に、各社前月に続き回復傾向となった。外国人旅行は全社で前年実績を下回った。このうち、東武トップツアーズはマイナス実績だった。
今年度上半期(4~9月)の累計を見ると、総取扱額は前年同期比88.5%減の2058億9954万円となった。
事業者別の動向を見ると、各社とも依然として前年比8割以上の減少。内訳については、国内旅行が82.0%減の1927億134万円、海外旅行が99.1%減の56億283万円、外国人旅行が98.4%減の16億5023万円、その他が34.4%減の59億4514万円だった。