【データ】ひがし北海道自然美への道DMO「新型コロナウイルス感染症収束後の北海道旅行・観光意識調査」


道外者の半数が、旅行再開時期未定

道民の半数近くは10月までに旅行意向

 一般社団法人ひがし北海道自然美への道DMOは今年5月、「新型コロナウイルス感染症収束後の北海道旅行・観光意識調査」を実施した。居住地別に北海道旅行の再開時期を聞いたところ、北海道内居住者の半数近くが10月までに旅行を再開したいと答えた一方で、道外居住者の半数が旅行再開意向はあるものの、時期は未定であることが分かった。

 調査は5月9~15日にインターネット上で実施。日本全国に居住する1002人の回答を得た。このうち道内居住者は32.4%の325人、道外居住者は67.6%の677人。道外居住者の北海道来訪歴は、5回以上が最も多く438人(64.7%)、以下1回が58人(8.6%)、2回が54人(8.0%)で続き、北海道旅行のリピーターが多かった。

 行き先を北海道に限定しない旅行の再開時期について道外居住者に尋ねたところ、「緊急事態宣言終了後3カ月程度」とした人が最も多く、18.3%の124人。次いで「当面は控える」が17.7%の120人、「外出自粛要請の解除後」が16.4%の111人で、旅行再開に慎重な姿勢が見て取れる。年代別では、20代女性、60代以上女性で「当面は控える」とした人が多かった一方で、20代男性、60代以上男性では「日本の緊急事態宣言の解除後」とした人が最も多かった。

 北海道旅行の再開時期について、6~10月に再開したいと考える人は、道内居住者の場合は半数近かった一方で、道外居住者は3割程度だった。

 収束後の旅行で行いたいことは、道内・道外居住者いずれについても「温泉やリゾートホテルでのステイ」が最も多かった。避けたいことについては、道内居住者では「テーマパーク・遊園地」が39.2%で最も多かったが、道外居住者で最も多かったのは「特に無し」で40.6%だった。避けたいこと(所)については、密集する所のほか、ビュッフェ形式の食事やインバウンド客の多い場所が挙がった。

 今後の北海道旅行の計画で行きたい場所、してみたい経験について具体的に聞いたところ、道内・道外居住者いずれについても「富良野・美瑛の花畑・丘めぐり」が最も多く、道外者では「釧路湿原散歩」「知床五湖ネイチャー散歩体験」、道内者では「阿寒湖温泉」「阿寒湖散歩」が続いた。

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