【データ】「世界渡航先ランキング:出発地別」Mastercard調べ

  • 2019年7月29日

 Mastercardは24日、「世界渡航先ランキング:出発地別」を発表した。それによると、アジア太平洋地域4つの国と地域からの渡航者による旅行支出が世界全体の約2割を占めた。

Mastercard(本社:ニューヨーク州パーチェス、日本地区社長:ナンダン・マー、以下Mastercard)はこの度、「世界渡航先ランキング:出発地別(Global Destination Cities Index: Origins)」の調査結果を発表しました。世界の人気渡航先上位200都市を訪れた渡航者の旅行支出額全体に対して、中国本土、韓国、日本、台湾からの渡航者による支出額の割合が18.5%を占め、10年前の11%から大幅に上昇したことが分かりました。この調査は、世界で最も人気がある200の都市や地域を訪れた渡航者の出発地を調べ、ランク付けしたものです。
出発地上位10の国と地域からビジネスや観光を目的とした渡航者数は、世界200都市を訪れた渡航者数(1泊以上)全体や、渡航先での支出額全体に対して約5割を占めました(それぞれ49.1%、48.4%)。旅行業界は、2018年に全世界で8兆8,000億米ドル(約952兆円、7月24日現在)の記録的な売り上げと3億1,900万人の雇用1をもたらしましたが、今回の調査結果は、グローバルな旅行業界や、関連する行政やビジネス領域においてさらなる可能性を示唆するものといえるでしょう。

出発地トップ10(国と地域)
1. 米国
2. 中国本土*
3. ドイツ
4. 英国
5. フランス
6. 韓国
7. 日本
8. カナダ
9. ロシア連邦
10. 台湾

Mastercardのアジア太平洋地域データおよびサービス担当シニア・バイスプレジデントのルパート・ネイラー(Rupert Naylor)は次のように述べています。「アジア太平洋地域の動向において最も興味深いのは、同地域の人々の渡航先における旅行支出額が過去10年間で2倍近くに増え、世界の旅行支出額に大きく貢献しているということだけではなく、人口に対する海外渡航者数をみると、これはまだ氷山の一角に過ぎないということにあります。特に、地球上で最も人口が多い中国本土、インド、インドネシアにおいて顕著で、これらの地域における2018年の国民100人あたりの海外渡航回数(1泊以上、世界200都市)がそれぞれわずか1回、0.5回、1.7回だったことを考えると、これらの国の旅行支出額は、今後も大きく拡大することが予測されます。地方自治体や企業がこれらの知見を活用して計画を立て、旅行、観光、小売業を促進していける大きな機会が存在していることを示しています。」

上記3カ国における海外渡航回数は、2018年の国民100人あたりの渡航回数(1泊以上、世界200都市)が42.7回だったオーストラリアと対照的でした。

1世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)
* 中国本土からの渡航者の数およびその渡航先での旅行支出額には、香港特別行政区およびマカオ特別行政区は含まれません。

黎明期にあるアジアの旅行市場を切り拓く
アジア太平洋地域における旅行および観光業を通じた経済成長の可能性を示す、以下のような結果も明らかとなりました。

  • アジア太平洋地域の国と地域が、出発地上位20の国と地域のうち40%を占めました。中国本土は2位、韓国は6位、日本は7位、台湾は10位、オーストラリアは11位、インドは12位、インドネシアは19位、マレーシアは20位でした。
  • 韓国と台湾では、海外への渡航者数が2009年以来最大の伸びを示し、これまでで最多となりました。2009年に比べ、韓国は6ポイント、台湾は4ポイント順位を上げ、トップ10に入りました。
  • 世界で4番目に人口が多いインドネシアは、「世界渡航先ランキング:出発地別」で19位(年平均成長率は4.6%)だった一方、渡航先での旅行支出額の伸び率では7位(10年間で9.7%増)となり、非常に高い購買力があることを示しました。
  • アジアの渡航者の多くはまだアジア地域内の渡航先を選ぶ傾向があり、アジア間の成長にとって好ましい状況にあります。一方米国は、ビジネス・観光を目的とした中国本土渡航者の渡航先ランキングで3位、日本およびオーストラリア渡航者の渡航先ランキングで1位となりました(「世界渡航先ランキング」の調査対象都市を訪れた各国の渡航者数の合計に基づく)。

Mastercard「世界渡航先ランキング:出発地別」調査方法について
Mastercardの「世界渡航先ランキング」では、世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)、OAG、国際航空運送協会(IATA)、国連世界観光機関(UNWTO)、国際連合(UN)、国際通貨基金(IMF)、Dubai DTCM、Budgetyourtrip.com、各政府観光局を含む、第三者機関の公開情報を独自に分析し、世界200都市をランク付けしています。「世界渡航先ランキング」から派生した「世界渡航先ランキング:出発地別」では、2018年に世界200都市を国外から訪れた渡航者数(1泊以上)を、旅行目的や渡航先での旅行支出額に基づいて分析しています。

「出発地別」における上位都市は、「世界渡航先ランキング」が調査対象とする各都市を訪れた渡航者数(1泊以上)の合計により選定されています。この調査は、2019年後半に発表予定のより広範な「世界渡航先ランキング」から派生した新しいレポートです。

出発地トップ20(国と地域)
下記の表は、出発地上位20の国と地域と、その渡航者が訪れた上位3つの国と地域を示しています(「世界渡航先ランキング」の調査対象都市を訪れた各国の渡航者数の合計に基づく)。「世界渡航先ランキング」の調査対象200都市を訪れた渡航者数(1泊以上)全体に対する割合、渡航先での旅行支出額全体に対する割合も示しています。アジア太平洋地域の国と地域は赤字で記しています。

* 「世界渡航先ランキング」に含まれる200都市を対象とする。

出発地別渡航先トップ20(国と地域)
下記の表は、2018年の出発地上位20の国と地域の渡航者が最も頻繁に訪れた都市を示しています。アジア太平洋地域の国と地域は赤字で記しています


関連キーワード
 
新聞ご購読のお申し込み  ベストセレクション

 メルマガ申し込み

注目のコンテンツ

第35回「にっぽんの温泉100選」発表!(2021 年12月20日号発表)

  • 1位草津、2位下呂、3位別府八湯

2021年度「5つ星の宿」発表!(2021年12月20日号発表)

  • 最新の「人気温泉旅館ホテル250選」「5つ星の宿」は?

第35回「にっぽんの温泉100選・選んだ理由別ベスト100」(2022年1月1日号発表)

  • 「雰囲気」「見所・レジャー&体験」「泉質」「郷土料理・ご当地グルメ」の各カテゴリ別ランキング・ベスト100を発表!

2022年度「投票した理由別・旅館ホテル100選」(2022年1月17日号発表)

  • 「料理」「接客」「温泉・浴場」「施設」「雰囲気」のベスト100軒

観光経済新聞の人材紹介

  • 旅館・ホテルの人材不足のお悩み無料相談はこちら
Visit Us On FacebookVisit Us On TwitterVisit Us On YoutubeVisit Us On Instagram