【データ】「ウィズコロナ時代における東海地方の旅行意識調査 (2021年夏)」 三菱UFJリサーチ&コンサルティング調べ


 三菱UFJリサーチ&コンサルティングは12日、「ウィズコロナ時代における東海地方の旅行意識調査 (2021年夏)」を発表した。 

感染拡大が依然続く新型コロナ(以下コロナ)の影響により、不要不急の外出や県境越えの移動自粛等が求められ、市民の旅行行動は抑制されています。コロナの感染拡大は昨年の3月以降収束することなく続いており、旅行者、受入側ともに感染対策を意識したウィズコロナ時代の新しい旅行のスタイルへと変化しました。本調査は、コロナの感染拡大による東海地方に暮らす人々の旅行に対する意識変化を把握するため、2021年7月30日~8月3日の5日間、インターネット調査会社の登録モニターより東海地方(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)の2,400サンプルから回答を得て、集計分析しました。なお、本調査は昨年12月にも実施しており、前回調査との比較も行いました。

(前回調査:https://www.murc.jp/report/rc/policy_rearch/politics/seiken_201221/

【結果概要】

Ⅰ.コロナ感染拡大による旅行意識の変化

1.旅行意識の変化は、「大きく変化」が37.1%、「やや変化」が35.9%

2.旅行行動の意識変化としては、「にぎわう観光地や混雑を避ける」が71.2%と最も顕著

3.旅行訪問先選択で重視することのうち「訪問先のコロナの感染状況」が76.7%と最多

Ⅱ.コロナ感染拡大後の旅行実態

1.日帰り旅行については、「大きく減少」が55.5%、「やや減少」が25.0%

2.宿泊旅行については、「大きく減少」が62.8%、「やや減少」が18.7%

3.昨夏との比較では、日帰り、宿泊旅行ともに大幅に減少

Ⅲ.お盆の旅行・帰省旅行の予定

1.お盆の旅行は「コロナに関わらず予定」が14.0%、「コロナに不安があり取りやめ」が23.8%、「コロナの状況を見て再検討」と「コロナの状況を見て検討する」の合計が62.3%と中止・様子見が大半

2.お盆の帰省旅行は「コロナに関わらず予定」が27.6%、「コロナに不安があり取りやめ」が23.8%、「コロナの状況を見て再検討」と「コロナの状況を見て検討する」の合計が48.6%と、中止・様子見が大半

Ⅳ.東京オリ・パラ開催時の旅行、ワクチン接種の有無による旅行

1.東京オリンピック・パラリンピック開催時の旅行については、「テレビ観戦をしたくて旅行を控える」が15.3%

2.ワクチン接種の有無による旅行については、「ワクチン接種を終えているが旅行は控える」が16.4%

Ⅴ.ウィズコロナ時代の今後の旅行予定・意向

1.旅行形態別旅行の実施意向の時期については、まずは「近場の日帰り旅行」から

2.ウィズコロナ時代にしたい旅行のタイプは「ご当地グルメ」「密を避けた自然のなかで癒し・リラックス」が上位

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