一般財団法人関西観光本部理事長 松本正義氏
世界最大級の旅の祭典「ツーリズムＥＸＰＯジャパン2023 大阪・関西」および「ＶＩＳＩＴ ＪＡＰＡＮ トラベル＆ＭＩＣＥ マート 2023」が、4年ぶりに大阪で開催されますことを歓迎し、心からお祝いを申し上げます。
今回は「未来に出会える旅の祭典」をテーマに、2025年の大阪・関西万博を視野に、アジアのゲートウェイである関西から新しい日本の魅力を世界に発信する祭典として、観光大臣会議、展示・セミナー、商談会等が集中して行われます。当本部としても関西一円の府県市や関係団体の皆さまとともに、万博のテーマと連動した関西の広域観光を提案するブースを出展いたします。
さて、新型コロナウイルスの5類移行に伴い、現在、国内旅行はコロナ禍前の2019年と同水準に近づいており、インバウンドも昨年10月の水際対策の規制緩和以降、順調に回復しつつあります。旅をしたいという人々の欲求は普遍的なものであると意を強くしております。観光が再始動する中で開催されますこの祭典を万博に向けたスプリングボードにしなければなりません。
関西の2府8県4政令市、観光関連企業および関連団体は、今年3月、大阪・関西万博の機運を盛り上げ、来場者を関西観光に誘うことを目的に「ＥＸＰＯ2025関西観光推進協議会」を設立いたしました。当本部が事務局を務める本協議会では「万博プラス関西観光」を推進するため、新しい旅行商品やコンテンツの造成、プロモーション、販売促進、情報発信について大きな連携のもと集中的に取り組んでおり、この祭典をモメンタムとして取り組みをさらに強化してまいります。
結びに当たり、ツーリズムＥＸＰＯジャパン2023大阪・関西が、「未来に出会える旅の祭典」にふさわしく、来場者の皆さま方にとって心躍る場となり、コロナ禍を経て復活しつつある国内外の観光事業者の活力を示す場となることを心から祈念いたします。
