ゴルフ場を一部グランピング施設へ スパリゾート利用可で「海」も堪能
ハワイアンズグランピング マウナヴィレッジ(福島県いわき市)は、スパリゾートハワイアンズを運営する常磐興産(同)が昨年7月26日に開業したグランピング施設だ。開業1周年を迎えさらなる誘客を図るため、エリアの拡張と宿泊用テントの増設などを実施し、1日に新装開業した。
昨夏、同社はゴルフコースの一部をグランピングに転用し、木の温もりを感じられるウッドキャビン3棟(定員4人)、内装にハワイの雑貨をそろえ、南国テイストを演出したグランテント5張(同2人)を開業した。今回の改装で、グランテント6張を新たに増設し、新タイプのテント3種を新規開業した。ロータスベルテント(定員6人、3張)は床面積28平方メートルの大型テントで、ゆったりとした空間での滞在が可能。テント内にベッドを4台配し、100平方メートル超のウッドデッキを付帯するなど、グループやファミリー需要に応える。ASOBIテント(同4人、2張)は、丘の斜面に建てたウッドデッキに付帯したこども用のボルダリングウォールが特徴的。ヒルズテント(同4人、2張)は丘の最上部に位置し、眼下にヴィレッジ全景が広がる。
ボルダリングフォールを有するASOBIテント
男女各3ブースを有するシャワー棟も新設。トイレも既存と合わせ全4カ所へと増設した。
地形を生かしたアクティビティも新設した。天然芝グラススライダーでは最大斜度29度、全長25メートルの斜面を専用のソリを使って駆け降りる。エリア中腹部にはブランコを設置し、青空や夕日を向こうに撮影すればSNS映えが期待できるフォトスポットとなっている。
今回の改装で宿泊キャビンとテントは合計21となり、同社営業統括第一部の根本淳一さんは「開業以来好評を頂戴して改装を実施し、ようやく名前の通り、村(ヴィレッジ)のような雰囲気になってきた」と話す。
全景。今回の改装でエリアが大きく広がった
マウナヴィレッジ宿泊特典として、スパリゾートハワイアンズ入場券2日分を付帯する。根本さんは「昼間はハワイアンズで遊んで、夜はグランピングエリアでバーベキューを満喫する、というお客さまが多い。1都3県を中心に、グランピングがきっかけで『初めてハワイアンズを訪れた』というお客さまも多い」と、マウナヴィレッジとハワイアンズ利用に関する相乗効果について言及。「当社だからできる、『海』と『山』の両方を堪能できる唯一無二の宿泊体験を今後も提供していきたい」(根本さん)との思いを胸に、より多くの顧客を受け入れる態勢を整えた。
詳細と予約は同施設公式ホームページhttps://www.hawaiians.co.jp/tomaru/maunavillage/から。
スパリゾートハワイアンズ利用券は同施設ならではの特典