
2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、国を挙げてICT化が進んでいる。デジタルマーケティングにおいても、IT分野への投資が進み、AI、VR、データ活用、マーケティングオートメーション(MA)化などのアドテク技術が広がりつつある。
■パーソナライズメルマガ
マス型メルマガから個別メルマガへ
一般的なメルマガ配信は、一つの情報を一斉大量配信するマス型メルマガがほとんどだが、そのようなメルマガでは開封率、実際に予約となるコンバージョン率が低下する。今後は、One to oneマーケティングの基本である顧客を中心に「いつ(タイミング)、誰に(個客)、何を(オファー)、どのように配信するべきか」を設計して、One to oneメルマガ配信をすることで、開封率、コンバージョン率の向上につなげる。
海外のマーケティングトレンドにおいて、GoogleやFacebookなどのプラットフォーム経由の集客ではなく、個客をセグメントし属性ごとに、One to oneメルマガを配信するよう見直されている。
■まとめ
18年はマーケティングオートメーションによるOne to oneマーケティングがトレンド。コンテンツマーケティングから始まり、それを自動化するマーケティングオートメーション、AI、DMP(データマネジメントプラットフォーム)を連携させることにより、ITが多くのマーケッターを手助けし、個客へのアプローチを容易にしている。
デジタルデバイスの発達により多くの人たちが情報を検索し、比較、検討するようになった現代において、ユーザーは自分だけの体験というものを求めている。
宿泊業界が得意とするおもてなしの精神をデジタルマーケティングにも取り入れ、個客に対して、きめ細かい対応とテクノロジーを掛け合わせて実現することによって、デジタルマーケティング時代の勝ち組ホテル・旅館となるのではないか。
(コレリィアンドアトラクト代表取締役)