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除菌、消臭、防カビができる照明
環境エネルギー事業を手掛けるファーストネーションズ(横浜市)は、旅館・ホテルなどの宿泊施設をはじめ、各観光施設を中心に、抗菌冷陰極管(CCFL(シーエフエル))ライト「ai Save(アイセーブ)」を提案している。
レストラン内をはじめ、厨房、トイレなどの天井に設置・点灯をすることで、「除菌、消臭、防カビができる照明」と同社。
ai Saveとは、LEDと同等の省エネ性能と、長寿命(10年間)が特徴の蛍光灯。
「ライトが点灯する製品寿命の間は、抗菌性能を発揮し、使うほどに菌が繁殖しにくい空間になる」と社長の杉山寿之氏。
東京大学先端科学技術センターと富士通が共同開発したチタンアパタイト(酸化チタン)を特殊な技法によって塗布した。これにより、紫外線が当たることによって、「光触媒反応」が行われ、強力な活性酸素(オゾンの約1.5倍)が発生する。
その結果、ライトに触れた有害な菌やウイルス、ニオイの粒子などは、酸化チタンに吸収され、光触媒反応によって、水と二酸化炭素になるまでに分解される。
また、酸化チタンは、食品添加物として、多くの食品や化粧品に採用されていることから、人体に無害という。
ほかに、ナノシルバー(純銀製ナノ微粒子)も施されているため、それを電気分解することで、銀イオンを発生し、空間に遊離させる特徴を持つ。
銀イオンは650種類以上の病原菌やウイルス、カビなどに対して、強力な殺菌効果を有する。
製品の形状は、蛍光ランプ、電球、ダウンライトをそろえ、専用の照明器具・灯具などを扱う。