【ちょっと よろしいですか 122】「ユニバーサルツーリズム」こそ地域一体となることが大切 山崎まゆみ


 先月の本連載で、コロナまん延中に、団体客誘致と宴会開催が難しくなった石和温泉が、地域の医師会と連携し、地域一体となったユニバーサルツーリズム(以下、UT)を展開し始めたことを記しました。

 さらに、九州全体という大きなブロック(広域)でUTを進めているのが「九州ユニバーサルツーリズム広域ネットワーク連絡会」です。令和2年の立ち上げ当初から、私も会議のファシリテーターなどの役割で参画してきました。

 令和5年度は二つの事業「どこでも車いす・ベビーカー実証事業(第2期)」と「クルーズ船寄港地を起点とするUT対応着地型商品造成」に取り組んでいる先進地域です。

 地域一体という点では、長野県も見事な連携です。

 長野県富士見町には、地域が中心となって運営する観光会社「富士見高原リゾート」があります。

 昭和47年に開業して以来、「屋根のないホスピタル」をコンセプトに、地域の方がいきいきと生活できるように、ゴルフ場やスキー場、温泉ホテル、別荘地などの事業で、地域の雇用と休養地の役割を果たしてきました。

 現在は町の公園である「創造の森」を中心に、高齢者や障がい者も含め、誰でも楽しめる場所「ユニバーサルフィールド」を目指しています。 標高1420メートルのエリアからは美しい富士山やアルプスの山々を望め、花や草木の観察もでき、野外彫刻も点在しているので、写真映えは抜群。

 ただ、遊歩道を完全にバリアフリーにするには経済的な負担や環境への負荷が大きいという理由で、あえてそこまではしない方針です。

 その代わり、簡単な使い方で、自然を堪能することができる優れた器具が用意されています。

 その1 補助装置「JINRIKI(じんりき)」

 車いすの前に「JINRIKI」を装着すると、前輪が浮き、芝生や砂利の上でも移動しやすい。現在、10台あり、利用者には無料で貸し出している。

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