
新鮮な魚、器にもこだわり
――「新鮮な天然魚が味わえる旅館」とあります。
「館内に大きないけすがあり、イカやイセエビの生き造りなど、新鮮な海の幸を生かした会席料理をお出ししています。今の季節はシラウオやヒラメ、これからはタイやカキもおいしいですね。器にもこだわり、地元の唐津焼や有田焼で料理をお出しします」
――ロケーションは。
「目の前が唐津湾で、全ての客室から海を一望します。最近、外でお茶を飲んだり、景色を楽しんだりできる『海テラス』を三つの客室に作りました。建物は純和風で、名護屋城から移築した武家屋敷門『水野門』と、昭和28年の創業時代から使われている旧館『観風亭』が国指定の登録有形文化財に指定されています」
「昨年は1棟貸しの宿泊施設『キャッスルサイドヴィラ波静』をオープンしました。こちらは洋風の施設で、2~6人が泊まれます。コロナの時期でもあり、ほかのお客さまと会うことなく、子供連れでも安心して滞在できると好評です」
――お風呂は。
「客室の内風呂のほか、共同浴場があります。海が見えるヒノキの風呂です。ただ、それほど大きくないので改装を計画中です」
――最近の経営状況はいかがですか。
「海外の方がだいぶ戻ってきました。純和風の施設なので、異文化体験ができると喜ばれています」
――今後は。
「お客さまのニーズが時代とともに変わっていきます。おもてなしの心は変えずに、施設の改修など、少しずつでも進めていきたいです」
――1泊2食の料金は。
「2万4200円からです」
【9室、約40人収容】