
石花海別邸かぎや
第1079回よその旅館ホテル
――宿の売りは。
「伊豆の山あいにある湯宿です。豊富な湯量の温泉と料理をセールスポイントにしております」
「温泉は400年前から湧いていると伝えられています。源泉の温度が高く、湯量も豊富なため掛け流しで使っています。泉質は弱塩泉で、神経痛、関節痛、筋肉痛、腰痛、冷え性などに効果があります。お客さまから『いいお湯だ』とよく言われます」
――料理は。
「季節の魚がメインの海鮮料理です。これからは刺し身が脂がのっておいしいですよ。金目ダイの煮つけとカサゴの唐揚げは通年でお出ししています」
――どんなお客さんが多いですか。
「東京、神奈川など、関東のお客さまが多いです。予約はほとんどがサイトからです」
「最近は町も力を入れているワーケーションのお客さまが徐々に増えてきました。一部の客室をビジネス仕様にリニューアルしました。Wi―Fiの電波が強く、Zoomの会議でも『話が途切れることがなく助かっている』とお客さまから評価をいただいています」
――コロナ禍で大変な状況ですが、最近はいかがですか。
「かつてに比べるとまだ弱いですが、おかげさまで週末を中心に、個人のお客さまが戻り始めています」
――今後は。
「伊豆という土地柄、夏の集客は良いのですが、ほかの季節が弱いです。通年で盛り上がれる地域にいかにできるか。ビジネス利用の取り込みや、料理をさらに前面に打ち出すなどで閑散期対策をしたいと思います」
――1泊2食の料金は。
「一般的な和室で、平日税込み2万2150円からです」
【20室、約70人収容】