全館畳敷き、足に優しく
第972回よその旅館ホテル
――広大な施設ですね。
「日光国立公園内にある施設で、敷地は3万坪ほどです。旅館のほか離れがあり、そこはガラス工芸館となっています。旅館は全館畳敷きで、約1500畳分になります。足に優しく、皆さん喜びますね。小学校のような細長い造りで、くつろぎの図書室や竹踏み街道、多目的ルームなどを備えています」
――料金は。
「通常、1泊2食で1人8800円(入湯税別)からですが、『湯治連泊プラン』(7100円)や『源泉しゃぶしゃぶプラン』(1万4530円)、『素泊まりプラン』(5900円)などがお勧めです」
――温泉については。
「自家源泉(幸乃湯源泉)で、湯船は九つあります。中でも、綱を持って立って入る『綱の湯』は昔の板室温泉の入浴法を再現しています。板室、塩原は泉質の良さが自慢で、当館の源泉化粧水(ゆあがり素肌美人)などは女性に人気です」
――食事はいかがですか。
「夕食は健康志向の和食膳をお出ししています。米などは契約農家から仕入れ、みそは福島の相馬、お茶は静岡産を使っています。地元の那須牛を源泉で召し上がっていただく源泉しゃぶしゃぶなどがお勧めです。女将が作った自家製減塩梅もぜひ味わってほしいですね」
――動物と触れ合えるとか。
「私のペットで、ポニーやミニチュアホース、ヤギ、インド孔雀などがいます。子どもたちに人気で、当館のアイドル的存在です」
――今の課題は。
「女性のお客さまに喜んでいただけるよう、レディースプランやアメニティの充実に努めたいですね」
【客室38】
幸乃湯温泉WEBサイト