
石鎚山上でジビエ料理
第1052回よその旅館ホテル
――創業は。
「1970年に石鎚スカイラインができる前年に、私の父が石鎚山への登山や、山頂神社への参拝客を迎える宿泊施設として建てました」
――立地は。
「標高は1492メートルで、石鎚スカイラインの終点に位置します。日本七霊山の一つで古くから信仰の山として知られる石鎚山の山頂まで尾根伝いに約4.6キロ、およそ2時間半のルートの起点でもあります。すぐ側には石鎚神社 土小屋遙拝殿もあります」
――眺望は。
「秋ですと、ベランダからは紅葉する石鎚山、遠方に瀬戸内海、右手には瓶ヶ森の笹原が望めます」
――食事の特徴は。
「地元で取れた山菜や手作りこんにゃくなどを提供しています」
――新設したテラスは。
「アウトドア総合メーカーであるモンベルの協力を得て、7月1日に売店、食堂を『土小屋terrace』としてリニューアルしました。おしゃれなカフェやモンベルコーナー、食堂などがあります。インフォメーションでは、登山道の情報や石鎚スカイライン、UFOラインの道路情報、インスタ映えスポットの情報などが得られます」
「建物には久万高原の杉材をふんだんに使いました。2階の食堂では、『シシ鉄板ナポリタン』『しし肉コロッケ』などジビエ料理も提供しています」
――課題は。
「第2次登山ブームの世代が70代となり、高齢化が進んでいます。今後は山ガール、山ボーイなど若年層の利用を増やしたいです」
――将来は。
「登山、参拝客だけでなく、バイクや自転車で訪れる人も増えています。新たな客層の獲得を目指します」
【25室、1泊2食8800円(税込み)】
土小屋白石ロッジ | 株式会社石鎚観光