朝日と夕日を望むホテル
第876回よその旅館ホテル
──ホテルの一番の魅力は。
「南北に細長い中通島の小高い丘の上にあるので、東の五島灘から昇る朝日、西の東シナ海に沈む夕日の両方を望む、すばらしいロケーションが自慢です。リアス式海岸の変化に富んだ海岸線や海の青さを堪能していただけます」
──料理は。
「中通島は漁業が盛んで年中新鮮な魚介類が食べられます。館内のイタリアンレストランでは魚介類のほかにも、五島市の福江島名産の五島牛や地元野菜を使った料理をお出ししています。土日には焼き立てパンの販売も行い、食事や買い物に地元の方にもご利用いただいています」
──客層は。
「首都圏を中心に関東のお客さまが一番多いです。年齢層は40〜50代をコアに、30代からシニアまで幅広い層の方にご利用いただいています。最近は女性のグループ旅や一人旅が増えています。ホテルでゆっくり過ごされる方も多いので、海を見ながらのヨガなど、女性をターゲットにしたプラン作りを進めています」
──風呂は。
「湯は源泉かけ流しの温泉です。半露天の浴場が東と西にあるので朝日、夕日を眺めながら入浴できます」
──おすすめの観光スポットは。
「中通島には五島の中でも一番多い29の教会があります。石造や木造の素朴な教会や、建築家による優美な教会など地域ごとに特色があるので、教会巡りを楽しんでもらいたいです。最近では韓国の巡礼者や欧米の方が教会巡りに来られています。キリスト教の歴史や文化、豊かな自然に触れてゆっくり過ごしてもらいたいです」
【29室。平日1万6千円から（消費税、サービス料、入湯税別）】
