「3県連携で集客増を」 和歌山県、東京で観光説明会


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 和歌山県と県観光連盟は3日、東京都内で観光プロモーション説明会・交流会「和みわかやま 東京レセプション2019」を開催。旅行会社、メディア関係者ら約300人が参加した。
 第1部の説明会冒頭であいさつした中島寛和・県観光連盟専務理事(県観光局長)は「今年は『紀伊山地の霊場と参詣道』が世界遺産に登録されて15周年に当たる記念の年だ。奈良、三重との3県連携事業を実施して、集客増につなげていきたい」と各種施策を説明した。

 主な記念事業として、金剛峰寺「奥殿」特別公開や、那智の滝のライトアップ、参詣道などでのウオークイベントが紹介された。また、送客への仕掛けとして、県内宿泊施設へ2泊以上する宿泊者を対象とした「10万円プレゼントキャンペーン」の実施や、一定の条件を満たした旅行商品に対する「15周年記念手ぬぐい」の協賛も行う。記念事業の実施期間は10月から来年3月末までの半年間。

 説明会後半には、高野山金剛峰寺の宗務総長公室長の山口文章氏が「究極の聖地高野山~いま聖地が求められているもの~」と題して特別講演。欧米豪のインバウンド旅行者が多い近年の高野山訪問者の属性などを解説したほか、高野山に伝わる瞑想法「阿字観」をレクチャーした。

 2部の交流会では県産食材(熊野牛、紀州うめぶた、紀州梅など)を使った料理や梅酒が用意されたほか、県内市町村のPRコーナーが設置され、参加者に和歌山の魅力をアピールした。

 そのほか、世界遺産登録15周年を契機にさらなる魅力を発信するべく発足した「高野山・熊野を愛する100人の会」の設立が仁坂吉伸知事から発表され、同会の賛同メンバーを代表して、濱口道雄氏(ヤマサ醤油(しょうゆ)12代当主)、デューク更家氏(ウオーキングドクター)、夢枕獏氏(作家)らが登壇し、和歌山の魅力を述べた。


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