「第10回韓国―関西経済フォーラム」が10月22日、帝国ホテル大阪(大阪市北区)で開かれた。「韓国企業の日本進出の事例」と題し、パンスターグループの金泫謙(キム・ヒョンギョム)会長が講演。釜山と大阪を結ぶフェリー「パンスタードリーム号」などの同社事業を説明した。
主催は駐大阪韓国総領事館、経済産業省近畿経済産業局、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)大阪貿易館、大阪府、大阪産業振興機構。
パンスターグループの金会長は「瀬戸内海を通る航路は朝鮮通信使が使ったルートと同じであり、歴史的な航路」と、日韓を結ぶパンスタードリーム号の重要性を強調。旅客ターミナル、空港とホテル間の送迎バス、大阪近郊のバスツアーなどの事業も紹介した。
駐大阪韓国総領事館の呉泰奎(オ・テギュ)総領事は「本日のフォーラムを通して韓国と関西地域の経済協力に向けて発展的なアイデアが生まれると確信している。関西地域は韓国との縁が深い企業が多数ある。多岐にわたり絡み合っているつながりが活発な交流へ発展していくことを願っている」と述べた。
近畿経済産業局の森清局長、日本貿易振興機構(JETRO)の安部誠アジア経済研究所地域経済センター東アジア研究グループ長、KOTRAの大石好彦大阪貿易館投資チーム課長らの講演もあった。
パンスターグループの金会長らが講演した