
日韓の観光関係者が一堂に会したシンポジウム(8月29日、ロッテホテルソウルで)
観光庁の久保成人長官は、20日の定例会見で、好調に推移している訪日外客の今年の年間数について、秋季以降の伸び率に慎重な見方を示した上で、「1200万人台には達したい」と述べた。昨年の年間数は過去最高の1036万4千人(うち観光客数796万3千人)だった。
訪日外客数の今年1〜7月累計は、前年同期比26.4%増の753万人に達している。残りの8〜12月が前年と同じ訪日客数とすると、年間数は1193万6千人となる。
久保長官は、今後の誘客の課題に秋の需要喚起を挙げ、桜を春の訪日観光のテーマとして定着させたように、紅葉など秋の訪日観光の魅力を認知させるプロモーションに注力したい考えを示した。