新潟県は10月27日、首都圏、関西圏を対象にした同県の観光に関する意識調査の結果をまとめた。最近5年間に新潟県を観光した人の訪問エリアのトップは、首都圏では湯沢・魚沼、関西圏では妙高・上越となった。一方で新潟県に旅行に行きたいと回答した人の訪問意向エリアのトップは、首都圏、関西圏ともに佐渡だった。
首都圏は東京都、神奈川県に、関西圏は大阪府、兵庫県に在住する18歳以上の男女計2千人にインターネットで調査を行った。調査期間は今年9月22~27日。
新潟県を観光した人の訪問エリアの上位は、首都圏で(1)湯沢・魚沼47・3%(2)新潟・阿賀40・9%(3)妙高・上越32・6%。3位までの順位は過去3年の調査で変化はない。関西圏では(1)妙高・上越45・1%(2)新潟・阿賀41・6%(3)長岡・柏崎25・4%。妙高・上越と新潟・阿賀の順位が昨年の結果から逆転した。
新潟県に旅行に行きたい人の訪問意向エリアの上位は、首都圏で(1)佐渡47・8%(2)湯沢・魚沼47・7%(3)妙高・上越39・1%。佐渡は前年に引き続きトップ。関西圏では(1)佐渡50・8%(2)湯沢・魚沼40・1%(3)妙高・上越36・6%。佐渡は過去3年いずれの調査でもトップとなっている。
最近5年間で新潟県を観光で訪れた人の割合は、首都圏で前年比2・0ポイント増の32・8%、関西圏で同0・2ポイント減の17・3%とほぼ横ばいだった。観光した人の旅行目的で多いのは、首都圏が(1)おいしいものを食べる(2)温泉を楽しむ(3)自然や風景を見てまわる(4)まち歩きを楽しむ(5)スキー・スノーボードなどを楽しむ。関西圏は4位までは同じで、5位には「歴史・文化を楽しむ」が入った。
新潟県に旅行に行きたい人の割合は、首都圏で前年比1・2ポイント減の77・4%、関西圏で同0・7ポイント減の70・5%となった。
知っている新潟県内の観光地について聞いた認知度の結果では、首都圏の上位が(1)苗場スキー場(2)GALA湯沢スキー場(3)越後湯沢温泉(4)佐渡金山(5)長岡まつり大花火大会。関西圏の上位は(1)苗場スキー場(2)佐渡金山(3)越後湯沢温泉(4)妙高高原温泉郷(赤倉温泉)(5)長岡まつり大花火大会。
行ってみたい観光地の回答は、首都圏の上位が(1)長岡まつり大花火大会(2)越後湯沢温泉(3)佐渡金山(4)尾瀬国立公園(5)苗場スキー場。関西圏の上位が(1)越後湯沢温泉(2)佐渡金山(3)長岡まつり大花火大会(4)尾瀬国立公園(5)妙高高原温泉郷(赤倉温泉)―の順だった。