神戸ルミナリエ組織委員会は7日、「第25回神戸ルミナリエ」の作品テーマが「希望の光に導かれて、25年」に決定したと発表した。
神戸ルミナリエ組織委員会(一般財団法人神戸観光局内)は、今年12月6日(金)から12月15日(日)まで開催する「第25回神戸ルミナリエ」の作品テーマを、「希望の光に導かれて、25年」(Da 25 anni, guidati dalle luci della speranza)に決定いたしました。
■「第25回神戸ルミナリエ」開催概要
開催期日 2019年12月6日(金) ~ 12月15日(日)10日間
開催場所 旧外国人居留地および東遊園地 (神戸市中央区)
点灯時間
月曜日~木曜日 18:00頃 ~ 21:30
金曜日 18:00頃 ~ 22:00
土曜日 17:00頃 ~ 22:00
日曜日 17:00頃 〜 21:30
※混雑状況により点灯時間を繰り上げることがあります。特に、土・日は薄暮時に点灯する可能性があります。
なお、荒天の場合は、点灯を見合わせることがあります。
主催 神戸ルミナリエ組織委員会
兵庫県/神戸市/神戸商工会議所/公益社団法人 ひょうご観光本部/一般財団法人神戸観光局
■「第25回神戸ルミナリエ」作品テーマ
「希望の光に導かれて、25年」
(Da 25 anni, guidati dalle luci della speranza)
【作者からのメッセージ】
25年目となる今年もまた、 この神戸は賑わいます。
通りを埋め尽くす人々、空を見つめ、点灯の鐘の音を待つ人々。
25年前の記憶と、失った人々の思い出を胸に。
私たちの子供や、次の世代を担う若者に、私たちの物語、
そして私たちの夢と希望を伝えるために。
震災から復興したこの神戸を、誇りに思うために。
兵庫、日本、そして全世界に向け、神戸ルミナリエの灯火が、今年も点灯します。
この光は皆さん一人ひとりの献身、努力、そして愛の象徴です。
このルミナリエの光が、私たちの心に永遠に輝き続け、世界への希望のメッセージとなりますように。
-ダニエル・モンテベルデ
■本年度の見どころ
ぬくもりを感じさせる”白熱電球”が復活!
*ルミナリエのメインストリート、仲町通りの作品*
かつて外国文化の玄関口として栄え、いまはセンスの良いお店が建ち並ぶ仲町通りの作品の総延長は約270m。玄関作品の「フロントーネ」は高さ約22mの巨大な3連の門状で、京町筋交差点までの約50mに渡り光の壁掛け「スパッリエーラ」を配置します。その東側には明るく鮮やかな回廊状の作品「ガレリア」が続きます。
第25回の特別な演出として、伊藤町筋から東のブロックを「メモリアルゾーン」とし、第一回に使用していた白熱電球による壁状の作品を展開します。
高さ約21m、ルミナリエ史上最大級のドームを設置!
*ルミナリエのゴール地点となる緑あふれる都市公園、東遊園地の作品*
東遊園地の広場には、毎年設置している光の聖堂(カッサアルモニカ)を大きく包み込む、高さ約21mに至る巨大なドーム状の作品を初めて設置します。
慰霊と復興のゾーンでは、今回初めて「1.17希望の灯り」を高さ約4mのアーチで飾ります。
*東遊園地の南側に位置する花時計広場の作品*
花時計広場には、藤棚に沿って点滅する光の壁掛け「スパッリエーラ」を展開します。
この作品の特徴は、音楽に合わせて光が躍動するように点滅を繰り返します。
このほか、来場者を会場へ誘導する小作品やフォトスポット作品を設置します。
*電球について*
作品に使用する電球数は約50万個で、LED電球(約42.4万個)、白熱電球(約2.2万個)マイクロ電球(約5.2万個)を使用します。
昨年の使用数:約51万個(LED電球約43.5万個、マイクロ電球7.6万個)
■震災語り部ブースの開設
今回はじめて作品を置く東遊園地の「慰霊と復興のゾーン」に、阪神淡路大震災1.17希望の灯り(藤本真一委員長)との協働による「震災語り部ブース」を開設します。
神戸ルミナリエの開催が、今回25回目を迎えました。1995年の阪神淡路大震災を経験していない世代の来場も増えるなかで、神戸ルミナリエがなぜ始まったのかなど本来の趣旨や、震災の経験者の話をリアルに伝え続けるため「震災語り部ブース」を開設することとなりました。
詳細については、現在検討中です。
■25回目以降、継続開催を目指して「一人100円募金」
「神戸ルミナリエ」を今後も市民の方々をはじめ、多くの来場者のご理解とご協力に支えられた行事として継続開催できるよう、25回目の今回も会場で「一人100円募金」を行います。