琴平グランドホテル桜の抄(香川県こんぴら温泉郷)で料理長を務める山口和孝氏の、令和4年度の卓越した技能者「現代の名工」の受賞記念祝賀会が5月22日、同グループの華の湯紅梅亭で行われた。兵庫県職業能力開発協会の岸本一子事務局長、大野敬太郎衆院議員(秘書代理)、琴平町の川上泰副町長、山口氏が教えを受けた「全国天地の会」の太田忠道会長ら来賓、関係者約100人が同氏の受賞を祝った。
主催者を代表して琴平グランドホテルの近兼弘幸社長は「料理の中に喜怒哀楽と季節感が入っている。つまり気持ちが入った調理をするのが山口さん。桜の抄も現代の名工にふさわしい宿を目指して頑張る」とあいさつ。
山口氏は「太田会長、(琴平グランドホテルの)近兼孝休相談役、近兼弘幸社長から、いつも慈愛あふれる指導を頂いてきた。西日本随一の舞台、桜の抄の『花見世厨房・ゐきり』で仕事ができることがうれしかった。江戸時代の俳人・山口素堂の句にならい“初心忘るべからず”を胸に刻んできた。カツオのように泳ぎ回り、研さんを積み、お客さまに喜んでもらえるよう精進する」と今後の抱負を語った。
山口氏(左)とあいさつする近兼社長(中央)