健康増進や街の活性化に関わる社会啓発活動を支援しているまちかど健康づくりネットワーク(東京都多摩市、森本滋久代表理事)は6日、眠りに適した環境を整備した客室を持つ宿泊施設「眠りにいい宿」の追加認定施設を発表した。新たに「熱海 さんが」(静岡県熱海市)を認定した。
まちかど健康づくりネットワークは「街にある、人が集まる場所(=まちメディア)を有効に活用し、その街の居住者ならびに、来街者の健康増進や街の活性化にかかわる社会啓発活動を支援する」ことを目的に、2012年3月に設立された組織。
眠りにいい宿は、睡眠評価研究機構代表の白川修一郎氏監修による45項目に及ぶ審査を、快眠コンソーシアム(東京都港区)の協力のもと、睡眠改善インストラクター有資格者が実施して認定。睡眠改善インストラクターが測定機器を持ち込んで現地を審査している。これまでに「HOTEL GREAT MORNING HAKATA」(福岡市博多区)、「京の宿 月光庵」(京都市中京区)を選出している。
熱海 さんがは、こだわりの寝具、アメニティ類に加えて、間接照明を多用した光環境、熱海の奥座敷であることを感じさせる静けさ、蓄熱、調湿機能を持つ伝統工法の漆喰(しっくい)で仕上げた広い室内での安定した温湿度など、考え抜かれた眠りのための独自空間が特徴だ。充実した睡眠体験が期待できる。
「これからもたとえ1泊であったとしても熟睡できる環境を整える施設の支援を通じて睡眠環境の重要性を訴えていく」と同ネットワーク。