「温泉文化」をユネスコ遺産に 推進協、機運醸成へ座談会


座談会の様子(右から星、鈴木、西村、山崎各氏)

 「温泉文化」ユネスコ無形文化遺産全国推進協議会(会長=青柳正規・多摩美術大学理事長、元文化庁長官)は1月31日、東京の全国旅館会館で公開座談会「『温泉文化』をユネスコ無形文化遺産に!」を開いた。「温泉文化」のユネスコ無形文化遺産登録を目指す同協議会が、その機運を醸成しようと事務局の全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連、井上善博会長)と共催で実施。温泉旅館の経営者3氏がパネリストとなり、日本の温泉文化の魅力や登録の意義を語った。

 登壇したのは西村屋本館(兵庫県城崎温泉)社長の西村総一郎氏、名泉鍵湯奥津荘(岡山県奥津温泉)代表の鈴木治彦氏、藤龍館(福島県湯野上温泉)若女将の星澪氏。コーディネーターを温泉エッセイスト、跡見学園女子大学兼任講師の山崎まゆみ氏が務めた。

 西村氏は「日本の温泉文化が世界に認められれば地方の温泉地も海外から足を運んでもらえるようになる。無形文化遺産登録が日本全体を支える。登録を果たして持続可能な地域社会につなげたい」と、登録が地域経済に大きな影響を与えると指摘。

 鈴木氏は「この運動を国民運動にする必要がある。宿泊客にも登録を目指す活動を知っていただく。業界人だけでなく、みんなで盛り上げることが大事だ」。

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