漁の解禁に合わせ、兵庫・城崎の冬の味覚である松葉ガニを振る舞う恒例行事「第15回冬の城崎まるかじりキャンペーン」が9日、大阪市のホテルグランヴィア大阪で開催された。兵庫県豊岡市の城崎温泉旅行エージェント協定旅館や城崎温泉の各組合、日和山観光、但馬漁協などでつくる実行委員会が主催。旅行関係者ら約400人を招待し、冬の城崎をアピールした。
会場では、津居山漁港から水揚げされた松葉ガニ約250杯を用意し、刺身やゆでガニ、雑炊などに調理し、旬の味を堪能してもらった。
城崎温泉にまつわるクイズ大会や若旦那の会による城崎のヒーロー「城崎泉隊オンセンジャー」のパフォーマンスも盛り上がった。
城崎温泉では、松葉ガニ漁期間の来年3月までを「かに王国」と称し、各種イベントを開催。今月23日にはJR城崎温泉駅前で「かに王国開国式」、12月24日には「かにサンタのクリスマスイベント」、1月25日、2月1日には「かに雑炊・たる酒のサービス」を行う。
かに王国の「王様」に扮した旅館、西村屋社長の西村肇氏は「空から雪、海からカニ、地から温泉。三拍子揃った素晴らしい季節。ぜひ城崎温泉への送客をお願いしたい」と呼びかけた。