
あいさつする瀧理事長
下呂温泉旅館協同組合(岐阜県下呂市、瀧多賀男理事長=水明館)は1月24日、同温泉の水明館で新年総会を開いた。瀧理事長は昨年の災害を振り返り「これまで地域では飛騨川の大水害や伊勢湾水害など多くの災害があったが、山に木を植えるなど地域の復興を支え、今がある。皆で力を合わせて今後の観光業界と下呂温泉の発展に尽力する」と述べた。今年は東京オリンピック・パラリンピックを生かし、誘客を拡大する方針だ。
来賓から岐阜県飛騨県事務所の青木一也所長、下呂市の村山鏡子副市長、下呂市議会の各務吉則議長があいさつした。
青木所長は「雪不足で観光は影響を受けているが、若い女性からの評価は高まっている。今後は、冬の飛騨地方を売っていきたい。東京オリンピック・パラリンピックも生かして下呂温泉をPRしていく」と述べた。村山副市長は「オリンピックイヤーで外国人旅行者が多くなる。下呂市はホスピタリティ宣言を掲げ、高校生など若い力を生かしておもてなしをする」と市の方針を示した。各務議長は「インバウンドを中心に国内旅行が活性化している。オリンピック・パラリンピックを迎える中、下呂温泉の組合員一体の活動を期待する」と述べた。
総会では永年勤続従業員を表彰。組合員旅館・ホテルなどに務める勤続年数45年の2人を含め、計112人を表彰した。
あいさつする瀧理事長