韓国から鄭柄國(チョン・ビョングク)文化体育観光部長官(日本の大臣に相当)が来日し、15日、帝国ホテルで開かれた国土交通省と韓国文化体育観光部主催の「日韓観光交流拡大の夕べ」に出席したほか、翌16日には仙台市若林区の仮設住宅を慰問した。同日、東北6県の祭りが競演する「東北六魂祭」も溝畑宏長官と共に訪れた。
日韓の観光関係者200人以上が出席した日韓観光交流の夕べで、鄭長官は「韓日間の観光交流人口は年間500万人に達している。韓国のことわざにある通り日本はまさに『隣のいとこ』だ」とあいさつ=写真。これに対して大畠章宏国土交通相は「日本にも『遠くの親戚より近く友人』という言葉がある」とこたえた。また二階俊博・全国旅行業協会会長は「2018年冬季オリンピック開催地に平ピョン晶チャンが決定したことを心からお祝い申しあげる。日本も力の及ぶ限り協力する」とエールを送った。
翌日、仙台市若林区荒井小学校用地応急仮設住宅を訪問した鄭長官は、集会場設置用のDVDプレーヤーと韓流ドラマDVD集などを贈り、被災者を激励した。