国際観光施設協会のエコ・小委員会は2月14日午前11時20分から、国際ホテル・レストランショー会場(東京ビッグサイト東ホール)でセミナー「宿泊施設の脱炭素化~旅館の使用エネルギーを適正化して利益を生む~」を開く。同委員会の3氏を講師に、旅館・ホテルの脱炭素化とともに、食品ロスの削減、それによる施設の高稼働化、利益増進について解説する。
講師は同委員会委員長の佐々山茂氏(佐々山建築設計会長)、同副委員長の小川正晃氏(ユニ設備設計技術顧問)、畑治氏(NRTシステム社長)。
気候変動への対応は誰もが避けて通れなくなり、宿泊施設もサステナブルな経営へとつなげるために、同問題が重要なテーマとなっている。
資源の少ない日本は脱炭素化に向けて水素、アンモニア、メタネーション、バイオ、核融合発電に向けての技術開発を進めているが、宿泊業界でも省エネとともにグリーンエネルギーへの転換が今後の課題となる。
二酸化炭素(CO2)排出量ゼロの電力を使い、まきストーブの導入、生ごみのコンポスト化など、サステナブルな経営を実践し、それが市場に受け入れられ、高稼働と高価格を実現している宿泊施設がある。
講演では脱炭素化に向けた省エネ、食品ロス削減が施設の価値向上に結び付き、利益へとつながったこれらの実例について解説する。
セミナーの聴講登録は国際ホテル・レストランショーの公式サイトの「ホスピタリティデザインセミナー」のページ(https://jma-hcj.com/visitor/seminar/)から。