
天下分け目の合戦となった岐阜県の関ケ原古戦場一帯を会場に、戦国武将の魅力を発信するイベント「大関ヶ原祭2023」がこのほど始まった。3年ぶりの開催となった昨年は約5万人が来場。コロナ禍の影響が薄れている今年はこれを上回る来場者が見込まれる。主催は県と関ヶ原町。10月15日まで。「関ヶ原合戦祭2023」と同時開催となり、古戦場一帯が戦国ムード一色に染まる。
メインイベントは10月14、15日。まず、14日は国際日本文化研究センター教授の磯田道史氏が徳川家康をテーマに基調講演し、岐阜関ケ原古戦場記念館館長の小和田哲男氏が家康の実像に迫るトークを開催。
15日は同センター名誉教授の笠谷和比古氏が関ヶ原合戦をテーマに講演し、小和田氏と論戦を繰り広げる。また、スペシャルトークでは俳優の溝畑淳平さんが登場する。いずれも観覧するには事前予約が必要。
このほか、全国の華道家たち6人が東西に分かれ即興で生け花の出来を競う「花いけバトル」(14日)、巨大な将棋盤を舞台に当代一流の棋士が東西の大将となり、全国から参集した駒武者を率いて戦う盤上の「関ヶ原合戦」(15日)=写真=なども行われる。
イベントの詳細は公式ホームページに掲載。