
ホテレスでのシーナッツブース
シーナッツが提供している予約・販売管理システム「TL―リンカーン」は、旅行会社とOTAからの通知を一元管理し、残室・料金調整が一括でできるもの。導入施設は約5100軒で、対応販売先は旅行会社、OTAを合わせて148社。導入後のフォロー・サポート体制の充実と、ユーザーの声を商品、サービスに反映する点が評価されている。
同社は2月に開催されたホテレスショーに3年ぶりに出展し約千人の集客があった。同社では1社ごとのプラン作成の手間をかけずに簡単に集客ができる「共通在庫サービス」を利用した集客方法や、業務の改善手法などを紹介した。
宿泊施設が感じている課題感について山田英樹社長は、「集客から、どうやって売上利益を上げることができるかに関心が移っている」と指摘する。そういった施設に対しては「人数帯売止機能」の活用を薦めている。
この機能は、稼働に合わせて、各プランを人数帯ごとに簡単に売り止めにできるもの。例えば宿泊人数1人、2人を売り止めにし、3人以上の予約だけを獲得できるようにすることで部屋単価を上げ、売り上げアップを可能とする。その前提として共通在庫サービスのような手間をかけずに集客を上げる手段を持つことが大切という。
ホテレスショーでは併せて最近リリースをした、チェーンやグループ施設を本部が一括で管理できる「本部管理WEB機能」の提案も行った。
また、同社では、一時休止をしていたオンラインセミナーを2月から再開した。セミナーは新機能の操作方法などを紹介。無料で利用できる。「1枠、100人の申し込みがある。新しく予約担当になった方向けの初心者セミナーや売り上げを上げるための機能を紹介するセミナーがあるので、ぜひ、参加してほしい」と山田社長は話している。
ホテレスでのシーナッツブース