タクシー運行や貸切バス事業などを行うエムケイ(京都府京都市、青木信明社長)は8月29日から、京都上空をヘリコプターで周遊する日帰りツアーを発売した。京都での常設ヘリコプターツアーは、初めての試み。同社では富裕層の需要を期待する。
ツアーは午後半日を想定。約20分のヘリツアーと京都市内の料亭での夕食を組み合わせた。ヘリコプターで、銀閣寺のある東山周辺や二条城、嵐山や比叡山などの上空を周遊する。京都市内とヘリポートのある琵琶湖畔の移動は、同社のタクシーを使う。
ネットセキュリティサービスなどを展開するネットイン京都(京都府京都市、高木治夫社長)と共同で企画した。「東京や大阪でのヘリツアーは、夜景を楽しむものが中心。昼間のヘリツアーは、自然が多く季節ごとに紅葉や花を楽しめる京都だからできる。新たな京都の魅力を見つけてほしい」(ネットイン京都)。
ツアー代金は平日1人19万4千円。エムケイは代金が約20万円のタクシーツアーなど、高額プランを展開するが売れ行きは好調。ヘリツアー同様に富裕層の需要を見込んでいる。