JRグループは京都市、京都市観光協会などと共同で京都デスティネーションキャンペーン「京の冬の旅」を来年1月1日から3月24日まで行う。53回を迎える今回は、来年9月に日本で初開催となるICOM KYOTO 2019(国際博物館会議京都大会)が開催されることに先駆け「京都にみる日本の絵画~近世から現代~」をテーマにする。
15寺院で通常非公開の文化財を期間限定で特別公開する。生誕480年を迎える長谷川等伯や、生誕460年を迎える狩野山楽の絵画を中心に、狩野派、伊藤若冲から現代の日本画家まで多彩な絵画を鑑賞できる。京都最大級の大仏や伝説の地蔵尊などをまつる初公開寺院2カ所も見どころ。公開期間は1月10日から3月18日。
定期観光バスで巡る特別コースは、今回のテーマに沿って京都を巡るコース、初公開箇所を組み込んだコース、京都の冬の味覚を堪能するコースのほか、禅寺の拝観、座禅と朝食を楽しむ「朝のコース」、北野天満宮の梅苑ライトアップを訪れる「夜のコース」などを用意する。
JRグループの各駅、車内で展開するポスターには、京都国立博物館館長の佐々木丞平氏、日本画家の定家亜由子氏、元ジュニア観光大使を起用した。