「世界津波の日」2018高校生サミット、10月31日から和歌山で開催


 11月5日の「世界津波の日」を前に、災害への対応を高校生らが学ぶ「『世界津波の日』2018高校生サミットin和歌山」が10月31日から11月1日まで、和歌山市の和歌山ビッグホエールで開かれる。主催は和歌山県、同県広川町と県、町の教育委員会。

 安政元年(1854)11月5日、「安政南海地震」と、それに伴う津波が発生。現在の広川町で事業を営む濱口梧陵が自身の田んぼの稲むら(稲の束)に火を付けて住民らを高台に導き、多くの命を守った。世界津波の日はその故事にちなんで制定。15年12月の国連総会で日本を含む世界142カ国が共同提案し、全会一致で採択された。

 サミットには世界49カ国から約400人の高校生が参加。「地震や津波などの災害から命を守るため、自分たちが何をできるか」を議論する。分科会や津波防災講演会、記念植樹、記念碑除幕式などの行事が予定されている。

 
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