セミナーの様子
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会（全旅連）の女性経営者の会（ＪＫＫ、松﨑久美子会長＝熊本県・ふもと旅館）は1月21日、京都市の京都タワーホテルでオープンセミナーを開いた。「誰もが共に暮らしやすい未来へ～ユニバーサルマナーから考えるおもてなし」をテーマに、日本ユニバーサルマナー協会の岸田ひろ実理事らが講演。ＪＫＫ会員、会員以外の関係者など80人が受講した。
同協会によると、ユニバーサルマナーとは「高齢者、障害者、ベビーカー利用者、外国人など、多様な人々へ向き合うためのマインドとアクション」「自分とは違う人たちの視点に立ち、行動すること」で、「特別な知識ではなく、心遣いの一つ」という。
講演では「肢体不自由の方には幅と高さの配慮、聴覚言語障害の方にはコミュニケーションにおける配慮、視覚障害の方には情報提供がそれぞれ必要」「無関心でも過剰過ぎでもない、さりげない配慮が必要。まずは『お手伝いすることはありますか』と声を掛けること」など、ユニバーサルマナーの基礎を講義。参加者は「これらを日々心掛けることの大切さを学んだ」という。
講師と参加者同士のユニバーサルマナーに関するディスカッションも行い、参加者にはユニバーサルマナー検定3級の認定書が授与された。
ＪＫＫは女将など旅館・ホテルの女性経営者の組織。経営に関する勉強会、情報交換、社会貢献活動などの事業を行っている。
セミナーの様子
