リッツMCは9月11日、同社が運営するバス運転手専門の求人サイト「バスドライバーnavi」(どらなび)の5周年記念セミナー「~令和時代のバス運転手採用を考える~」を東京都港区の品川プリンスホテルで開催した。バス会社の人事責任者やマスコミら約100人が参加。バス事業者での採用好事例の紹介などを行った。
冒頭、同社の中嶋美恵社長が「重要な交通インフラであるバスを支えることは、日本経済や観光産業、人々の日常を支えることに直結する。弊社はこの重責を担うため、今後ますます尽力する」とあいさつ。
セミナーでは、同社やバス会社が培ってきたバス運転手採用のノウハウや女性採用について紹介。中嶋社長は「バス運転手採用と定着のポイント」について講演。バス運転手不足の解消には「バス運転手の職業としての魅力発信、若者や女性の採用強化、現役乗務員の勤務体系や環境改善、養成制度の実施と研修内容のさらなる充実などが求められる」と強調した。また、国が抱える少子高齢化など高齢化による人手不足に触れ「各エリアでの団結も有効。ゆくゆくは外国人採用も視野に入れる必要がある」と述べた。
このほか、「バス業界における女性躍進推進」や、バス事業者の採用好事例として「WILLER EXPRESSにおける安全の取り組みと健康経営」「神姫バスの運転士採用策」「運転者職場環境良好度認証制度について」「日本版MaaSの推進に向けて」などをテーマとした講演が行われた。
会場には自由民主党の逢沢一郎バス議連会長や国交省自動車局旅客課の高橋芳則地域交通室長、日本バス協会の船戸裕司常務理事が来賓としてあいさつ。5周年を祝った。
あいさつする中嶋社長