
新トレンドとして「ノーノーマルな旅」を紹介する木村氏(中央)
エクスペディアグループは11月22日、海外旅行の最新動向など「2023年の旅行トレンド」を発表した。トレンドワードは、「ノーノーマル(No Normal)な旅」。同社リテール日本統括ディレクターの木村奈津子氏は、「海外渡航再開後は、型にはまらない自由な行き来、活発な移動が行われている。2023年の旅行は、万人向けの旅行トレンドではなく、正解のない旅が主流になる」と話す。
調査は、9月22日から10月14日にかけて、日本を含む世界17地域で2万4千人の今後36カ月以内に、国内および海外旅行を計画している成人を対象に、オンラインで実施。
旅行先の選択では、ストリーミングサービスの影響が15%に。ソーシャルメディアの11%を上回った。日本では、44%の旅行者がストリーミングサービスで見た番組をもとに旅行先を検討。そのうち36%が実際に旅行を予約している。
旅行先は、文化の中心地である大都市の人気が再燃。直近2年間は国立公園や自然豊かな地域が注目されたが、23年はスコットランドの「エディンバラ・フリンジ」やシドニーの「ワールドプライド」、東京の「桜の名所」など、芸術や文化的イベントが本格的に復活しつつある都市への注目が高まっている。
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