アサヒビールは12日、業務用ビール「『アサヒ ザ・ドリーム』樽生」(10リットル)を発売した。
アサヒ ザ・ドリームは一般消費者向けとして3月に発売。麦芽使用比率が通常の1.2倍で、しっかりとしたコクのある味わいを実現した。「糖質50%オフ」という特長が健康志向を持つ消費者の人気を集めている。
5月にアメリカで開催されたビールコンテスト「ワールドビアカップ2016」では、ライトラガー部門でシルバーメダルを獲得し、海外からも高い評価を受けている。
しかし、業務用市場ではこれまで、糖質オフを訴求した商品はなかった。同社は3月、外食事業を手掛けるグループ会社、アサヒフードクリエイト社が運営する32店舗でテスト販売したところ、一人当たりの生ビールの注文数量を約10%押し上げる結果になった。
同社では「糖質50%オフ」という特長が、2杯目3杯目の注文を促進する効果に表れたと見ており、業務用市場において潜在需要の開拓につながると期待している。