「アカデミー」で活性化図る 蔵王温泉観光協会が学びの場


 蔵王温泉観光協会(山形市、岡崎善七会長)は今年度、地域理解や魅力アップのための学びの場「蔵王温泉アカデミー」を始めた。10月17日には景観の改善について地元大学教授による講座を行ったほか、施設設備の改善や情報発信力の向上に関する講座を展開。地元一体となって知識を深め、地域の活性化につなげたい考えだ。

 蔵王温泉アカデミーは同協会の新規事業。同温泉が掲げる地域ビジョン「私たちが幸せに生きていくために、温泉と自然の恵みを守り活かしながら、世界に誇れる蔵王温泉を目指す」の理解浸透と実現に向け、協会員の学びの場として立ち上げた。

 テーマは協会員のアイデアや要望を受けて設定するものから、同協会の各種委員会からの提案によるものまでさまざま。9月に実施した第1回では、窓サッシの専門家を招き、内窓を設置した場合の断熱効果について学んだほか、断熱効果の実証実験の募集なども行った。

 第2回では村松真・山形大教授=写真=が「景観を良くする町づくりで、四季型観光地を」をテーマに講義。「色規制や補助金制度などについて、ただ制度そのものの話を聞くだけでなく、色規制などにどういう意味があるのかなどをしっかり理解した上で取り組める。体験できる内容もあり、参加者の感触は良い」と同協会事務局の秋場源司氏。

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