東急電鉄、Huber. との資本業務提携でイン沿線へのバウンド誘客を強化


 東急電鉄は19日、日本人ガイドと外国人観光客を繋ぐガイドマッチングサイトを運営するHuber.と資本業務提携したと発表した。沿線のインバウンド誘客を強化する。詳細は以下の通り。

 東京急行電鉄株式会社(以下、東急電鉄)と株式会社Huber.(以下、Huber.)は、東急線沿線を中心に、新たな観光資源の開拓および外国人観光客の誘客強化を目的に、資本業務提携契約(以下、本提携)を締結しました。

<本提携の概要>

・両社は東急線沿線を中心に、相互の経営資源を活用して、インバウンド事業全般で相互の事業機会創出に向けた取り組みを推進する。
・Huber.は東急グループの事業拠点において、東急グループと連携してガイドマッチングサービスやリサーチ事業を推進する。
・東急電鉄はHuber.の普通株式の割当を受ける。

 

 Huber.は、日本人ガイドと外国人観光客を繋ぐガイドマッチングサイト「TOMODACHI GUIDE」を運営しており、2016年の東急アクセラレートプログラムの受賞企業です。「TOMODACHI GUIDE」は、ウェブサイトのチャット機能などを通じて、事前に外国人観光客の希望を聞きながら旅行プランを一緒に組み立てられることが特徴で、本年2月には東急電鉄と外国人観光客の動向調査を約1カ月間実施しました。

 具体的には、東急線沿線のツアーを約100件実施し、ツアー終了後に日本人ガイドへのヒアリングを行い、東急線沿線の潜在的な観光資源について調査を行いました。その結果、「渋谷から代官山への街並みの変化や、二子玉川の街の景観など、都会とローカルが近くにあり、さまざまな街の側面を体験できることが面白い」など、東急線沿線の新たな観光価値を確認することができたため、本提携に至りました。

 今後、両社は東急線沿線エリアを中心に、外国人観光客誘客の調査データを活用し、相互の事業機会を創出します。

 東急電鉄はリアルな外国人観光客のニーズを把握することで、マーケティング機能を強化し、引き続き東急線沿線の潜在的な観光資源の開拓や、外国人観光客の誘客を強化し、沿線の魅力向上や観光振興にむけた取り組みを推進します。

 Huber.は、東急グループの観光資源や経営資源を活用することで、東急線沿線への誘客を強化するほか、ガイドマッチングサービスの認知向上や事業エリアの拡大など、更なる事業の推進を目指します。

 
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