「山の天気と登山に関する調査2017」日本気象協会調べ

  • 2017年8月10日

 日本気象協会は、「山の天気と登山に関する調査2017」の結果を発表した。

 8月11日は山の日で、今年で2回目を迎えます。そこで、登山者向け気象情報アプリ「tenki.jp登山天気」を提供している一般財団法人 日本気象協会(http://www.jwa.or.jp/)(本社:東京都豊島区、会長:石川裕己)は、2017年7月7日~10日の4日間、全国の20歳~59歳の男女を対象に「山の天気と登山に関する調査2017」をインターネットリサーチにより実施し、1,000名の有効サンプルを集計しました。(調査協力機関:ネットエイジア株式会社)

[調査結果]

≪「山の日」について≫

◆「山の日」の認知率 6割半 「今年の夏、山の日を楽しみたい」3割

◆昨年「山の日」を楽しめた人の過ごし方 「自宅でゆっくり」と「旅行」が同率1位、「登山」は5位にランクイン

 まず、全国の20歳~59歳の男女1,000名(全回答者)に、2016年から8月11日が「山の日」として国民の祝日になっていることを説明した上で、「山の日」を知っていたか、知らなかったか聞いたところ、「知っていた」が65.0%、「知らなかった」が35.0%となり、今年で2回目を迎える「山の日」の認知率は6割半でした。

 次に、昨年、「山の日」を楽しめたかどうかを聞いたところ、「山の日」を知っていた650名の回答は、「非常にそう思う」が5.8%、「ややそう思う」が15.2%で、合計した『そう思う(計)』は21.0%でした。

 男女別に、楽しめたという人の割合(『そう思う(計)』)をみると、男性では23.8%、女性では18.4%となりました。女性より男性のほうが、山の日を満喫したようです。

 また、年代別に、楽しめたという人の割合をみると、20代では26.3%、30代では25.7%と4人に1人が楽しめたようですが、40代では15.6%、50代では17.5%と20代や30代に比べて低くなりました。

 今年の「山の日」に対する期待度をみるため、全回答者(1,000名)に、今年の「山の日」を楽しみたいかどうか聞いたところ、「非常にそう思う」が8.3%、「ややそう思う」が21.3%で、『そう思う(計)』は29.6%となりました。今年の夏は3割の人が「山の日」が来ることを楽しみにしているようです。

 年代別に、楽しみにしている人の割合(『そう思う(計)』)をみると、20代30.4%、30代32.0%、40代32.8%、50代23.2%となっており、昨年「山の日」を楽しめなかったという人が最も多かった40代の期待度が高くなっている様子がうかがえました。

 また、全回答者(1,000名)に、「山の日」ができてうれしいかどうかを聞いたところ、「非常にそう思う」が12.9%、「ややそう思う」が18.9%で、『そう思う(計)』は31.8%でした。就業状況別にみると、有職者では『そう思う(計)』が34.1%と3人に1人から喜びの声が上がっていました。

 それでは、昨年の「山の日」は、どのように過ごした人が多かったのでしょうか。

 全回答者(1,000名)に、昨年の「山の日」の過ごし方を聞き、「覚えていない」という人を除いた596名の回答をみると、「自宅で過ごす」が52.7%と過半数を占め、2位「旅行」(7.2%)、3位「バーベキュー」(6.7%)を大きく引き離しました。もっとも、実際に「山の日」を楽しめた128名の回答をみると、「旅行」が20.3%で「自宅で過ごす」と並んで1位となり、3位「バーベキュー」(17.2%)、4位「ハイキング」(15.6%)、5位「登山」(13.3%)の割合はそれぞれ1割を超えました。山の日を満喫した人には、屋外でアクティブに過ごした人が多いようです。

 次に、全回答者(1,000名)に、今年の「山の日」をどのように過ごしたいか聞いたところ、「自宅で過ごす」が33.1%で最も多く、次いで、「旅行」が7.1%、「買い物」が6.0%、「バーベキュー」が5.4%、「ドライブ」が4.3%となりました。今年の「山の日」も自宅でゆっくりしたいと考えている人が多いようです。

≪登山について≫

◆登山の経験率は4割 初登山に挑戦したい!“山ガール”予備軍は20代女性の2割近くに

◆登山経験者や登山希望者が考える登山の準備 1位「天気予報チェック」

◆山の天気はベテランも予測不能? 登山愛好家が登山で困ったこと 「急な天気の変化」が4割でダントツ!

 全回答者(1,000名)に、登山の経験を聞いたところ、「定期的に行っている」が3.6%、「過去に何度も行ったことがある」が7.7%、「過去に数回行ったことがある程度」が28.8%で、登山経験者の割合は40.1%となりました。また、「やったことはないが、やってみたい」と回答した未経験の登山希望者の割合は13.1%でした。

 性年代別にみると、20代女性では「やったことはないが、やってみたい」という初登山に挑戦したい人が17.6%と2割近くとなり、若年女性の「山ガール」に対する憧れの気持ちが垣間見える結果となりました。

 次に、登山経験者および登山希望者(532名)に、登山に行く際、どのような準備をしたいか聞いたところ、最も多かったのは「天気予報チェック」で68.0%、次いで、「飲料」が62.8%、「登山ルート確認」と「登山靴・トレッキングシューズ」が55.8%、「食料」が54.5%で続きました。持ち物や装備の準備よりも天気予報をチェックしたいという人が多いようです。

 登山経験のレベル別(※)にみると、登山愛好家(113名)では、「登山靴・トレッキングシューズ」の割合が63.7%と高くなりました。登山の種類や登山道の状況に応じて選んだ登山靴を履くことによって、疲労の軽減効果や、ケガのリスクを低減する効果が期待できます。本格的な登山をより安全に楽しむために、登山靴を欠かせないアイテムだと考えている登山愛好家が多いようです。

※登山の経験を聞いた質問の結果から、以下の3つのグループに分類した。

(1)登山愛好家(定期的に行っている人、過去に何度も行ったことがある人)

(2)数回経験者(過去に数回やったことがある程度の人)

(3)希望者(やったことはないが、やってみたい人)

 また、登山経験者(401名)には、登山で困った経験も聞いたところ、「急に天気が変わった」が25.4%で最も多く、「トイレがあまりなかった」が21.7%、「思っていたより頂上が寒かった」が16.5%、「前半飛ばしすぎて後半つらかった」が14.0%で続きました。急な天気の変化やトイレ探しで困ったという人が多いようです。

 登山経験のレベル別にみると、登山愛好家(113名)では「急に天気が変わった」が39.8%で2位以下の回答を大きく引き離しました。山の天気を予測することは、ベテランでも難しいのではないでしょうか。

◆登山で女性が同行者の行動・態度に胸キュン! 2位は「足場の悪いところで手を引いてくれる」、1位は?

 全回答者(1,000名)に、登山の同行者のどのような行動・態度に胸がキュンとすると思うかを聞いたところ、1位「歩く・登るペースを気にしてくれる」(32.1%)、2位「疲れたとき元気づけてくれる」(17.8%)、3位「足場の悪いところで手を引いてくれる」(15.7%)、4位「荷物を持ってくれる」(14.8%)、5位「疲れていても楽しそうにしている」(14.5%)となりました。気遣いができる人に対してキュンとするという人が多いようです。

 男女別にみると、女性のTOP5は、1位「歩く・登るペースを気にしてくれる」(44.8%)、2位「足場の悪いところで手を引いてくれる」(26.4%)、3位「疲れたとき元気づけてくれる」(22.2%)、4位「疲れていても楽しそうにしている」(21.0%)、5位「すれ違う人とちゃんと挨拶をしている」(20.8%)でした。

 登山愛好家が登山で困ったことでは「急に天気が変わった」がダントツでしたが、「雲や風の様子から天気を予想する」(男性6位、女性9位)は胸キュンシーンとして男女両方でTOP10にランクインしました。登山中に雲や風の様子から、その後の天気を予想できると同行者からは尊敬や憧れの眼差しを向けられるのではないでしょうか。

◆登山で男性が同行者の行動・態度にガッカリ! 1位「遅刻」2位「単独行動」3位「ポイ捨て」

TPOに合っている?「登山にふさわしくない服装」もガッカリポイントTOP10にランクイン

 また、全回答者(1,000名)に、登山の同行者のどのような行動・態度にガッカリすると思うか聞いたところ、1位「ひとりでどんどん歩いて・登っていく」(34.1%)、2位「途中でポイ捨てをする」(32.4%)、3位「採ってはいけない植物を採取する」(31.2%)、4位「遅刻してくる」(30.8%)、5位「“もう無理”を連呼する」(28.7%)でした。

 男女別にみると、女性では、1位「ひとりでどんどん歩いて・登っていく」(44.6%)、2位「途中でポイ捨てをする」(43.2%)、3位「採ってはいけない植物を採取する」(41.0%)となり、自分を置いていくような相手にガッカリするという女性が最も多いことがわかりました。

 一方、男性では、1位「遅刻してくる」(25.0%)、2位「ひとりでどんどん歩いて・登っていく」(23.6%)、3位「途中でポイ捨てをする」(21.6%)となりました。時間にルーズな人、勝手な単独行動をする人、マナー違反をする人にはガッカリという男性が多いようです。ちなみに、「登山にふさわしくない服装でくる」は男性の回答でのみTOP10にランクインしました。場違いな服装で登山にくる人にはガッカリという男性もいるようです。

≪山の天気・天気予報アプリについて≫

◆「登山で事前に調べていた天気予報が外れた」登山愛好家の4割強が経験

◆登山経験者の5割半が「登山中にスマホで天気予報を確認したい」と実感

◆登山経験者の5割弱がスマホに天気予報アプリを入れている!

◆登山愛好家の4割強が普通の天気予報に物足りなさを感じている!

◆登山で使いたい天気予報アプリの機能とは? 「標高別の気象情報」や「雷危険度」がランキング上位に

 続いて、登山経験者(401名)に、登山の際の天気予報や、登山アプリ・天気予報アプリについて聞きました。

 まず、登山の際に天気予報が外れたことがあるか聞いたところ、「はい」が25.9%、「いいえ」が32.4%、「どちらともいえない」が41.6%となり、登山経験者の4人に1人が、登山に行った際に、事前に調べていた天気予報が外れたという経験をしていることがわかりました。

 登山経験のレベル別にみると、登山愛好家(113名)では「はい」が43.4%でした。

では、登山中に天気予報を確認したいと思っている登山経験者や、スマートフォンに登山アプリ・天気予報アプリを入れている登山経験者はどのくらいいるのでしょうか。

 登山中にスマホで天気予報を確認したいと思うか聞いたところ、「はい」54.1%、「いいえ」27.2%、「どちらともいえない」18.7%となりました。登山中にスマホで最新の天気予報を確認したいという登山経験者は半数以上のようです。

 また、スマートフォンに登山アプリや天気予報アプリを入れている登山経験者の割合をみると、登山アプリでは8.2%、天気予報アプリでは46.6%となりました。天気予報アプリを入れている人は、登山経験にかかわらず5割弱でしたが、登山アプリでは、ベテランほど活用していることがわかります。

 さらに、登山の際、普通の天気予報に物足りなさを感じるか聞いたところ、「はい」31.9%、「いいえ」43.1%、「どちらともいえない」24.9%となり、3割以上の登山経験者が普通の天気予報に物足りなさを感じていることがわかりました。

 登山経験のレベル別にみると、登山愛好家(113名)では「はい」が42.5%となりました。頻繁に登山に行く人ほど、普通の天気予報に物足りなさを感じているようです。

 それでは、どのような天気予報であれば、登山経験者は満足するのでしょうか。

 登山経験者(401名)に、登山の際に使う天気予報アプリに、どのような機能があればいいと思うか聞いたところ、「(普通の)天気予報がわかる」が44.4%、「山頂、登山口、ふもとの天気予報がわかる」が39.2%、「雷危険度がわかる」が35.2%、「山頂、登山口、ふもとの降水確率がわかる」が34.7%、「山頂、登山口、ふもとの最高気温/最低気温がわかる」が31.7%となりました。山頂、登山口、ふもとといった標高別の天気や降水確率、気温の予想を知りたいと思っている登山経験者が多いようです。

 男女別にみると、「山頂、登山口、ふもとの最高気温/最低気温がわかる」(男性27.0%、女性37.4%)や「オススメの服装がわかる」(男性17.6%、女性27.4%)では、男性より女性のほうが10pt前後高くなりました。気温の変化や気候に適した服装がわかると助かるという女性は少なくないようです。

≪登山に関する芸能人ランキング≫

◆登山中の会話を盛り上げてくれそうな芸能人は「明石家さんまさん」がダントツ、女性回答3位に「みやぞんさん」

◆登山で頼りになりそうな芸能人・一緒に登山に行きたい芸能人で「イモトアヤコさん」が2冠!

◆一緒に登山に行きたい芸能人ランキング 男性回答2位に「新垣結衣さん」、女性回答2位に「高橋一生さん」

 最後に、全回答者(1,000名)に、登山に関連したイメージにあてはまる芸能人を自由回答形式で聞きました。

 まず、登山中の会話を盛り上げてくれそうな芸能人を聞いたところ、「明石家さんまさん」がダントツで、2位「イモトアヤコさん」、3位「出川哲朗さん」、4位「松岡修造さん」、5位「山崎弘也さん」となりました。明石家さんまさんなら、登山で疲れているときもトークで場を盛り上げてくれそうだと思う人が多いようです。

 男女別にみると、男女とも1位は「明石家さんまさん」、2位は「イモトアヤコさん」でしたが、3位以下で違いがみられ、男性回答の3位は「出川哲朗さん」、女性回答の3位は「みやぞんさん」でした。

 次に、本格的な登山で頼りになりそうな芸能人を聞いたところ、1位は「イモトアヤコさん」、2位「武井壮さん」、3位「岡田准一さん」、4位「藤岡弘、さん」、5位「松岡修造さん」となりました。テレビ番組で世界の山々を登っているイモトアヤコさんがダントツとなりました。

 そして、一緒に登山に行きたい芸能人を聞いたところ、1位「イモトアヤコさん」、2位「新垣結衣さん」、3位「タモリさん」、4位「松岡修造さん」と「石原さとみさん」となりました。1位のイモトアヤコさんは、本格的な登山で頼りになりそうな芸能人と合わせて2冠となりました。登山といえばイモトアヤコさんという人が多いようです。

 男女別にみると、男性の回答では、2位に「新垣結衣さん」、3位に「石原さとみさん」がランクインし、女性の回答では、2位に「高橋一生さん」、4位に「岡田准一さん」、5位に「小栗旬さん」と「相葉雅紀さん」がランクインしました。

[tenki.jp(てんきじぇーぴー)登山天気]

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