Airbnb「家族旅行者に関する調査」で大阪が１位、京都が２位に

　エアービーアンドビーは８日、「家族旅行者に関する調査」の結果を発表した。人気の旅行先の１位に大阪、２位に京都が入った。同社発表による詳細は次の通り。

　世界最大手のコミュニティ主導型マーケットプレイスのAirbnb（本社：米国カリフォルニア州サンフランシスコ、日本語名：エアビーアンドビー、以下：Airbnb）は、Airbnbを利用する家族旅行者の旅行先や傾向について調査し、家族旅行者の人気の旅行先ランキングを発表しました。

　Airbnbがハリス世論調査（Harris Poll）によって実施したオンライン調査によると、家族旅行者（家族で旅行に行った経験がある18歳未満の子どもを持つ両親）の5組に2組以上（43%）は毎年新しい場所に旅行することを好む一方で、45%は毎年の旅行の行き先として新旧両方の場所の組み合わせを好むことが分かりました。

　また、Airbnbでは、2017年に家族旅行者の間で人気になりそうな新しい場所を把握するために、ゲスト*数の増加率に基づく調査を行いました。結果は以下のランキングの通りで、日本の都市である大阪は1位、京都は2位にランクし、家族旅行の行き先として人気を集めています*。

* 3人以上の旅行者グループによる家族向けリスティングの利用の増加に関するデータに基づく

　またこの調査から、2017年以降の家族旅行者に意外な傾向があることが明らかになりました。

大勢での旅行：家族旅行は複数世代のイベントになりつつあります。34%が祖父母も交えて旅行し、5組に1組（20%）は家族旅行に友人も同行することが多いと回答しています。宿泊先の選択では、家族旅行者の半数（50%）が1軒に複数のゲストが宿泊できる、ゆとりのある空間の必要性を認めています。このような保養地は、大規模なグループに最適です。

父親の発言権：42%の父親が家族旅行の行先や現地でのアクティビティの計画をたてることが多いと述べています。父親（と旅行者全員）に気に入ってもらえそうな場所の例をいくつかご紹介します。

観光よりも体験：5組に4組近く（79%）の家族旅行者は、旅行中に子供たちが観光よりも料理教室などの体験をすることを好むと考えており、78％の家族は、家族旅行の行き先選びで文化的/教育的機会が重要であると考えています。比べて、WiFiアクセスの必要性は76%、有名な食事処での体験は67%となっています。その地域ならではの冒険を通じて滞在を楽しめるプランを考えると良いでしょう。

海を好む：ほとんどの家族旅行者（75%）は、家族旅行の行き先としてビーチや海辺の保養地を好み、5組に3組（59%）は観光名所がある場所への旅行を好むと回答しています。後者の旅行の行き先を好むと回答したのは、ミレニアル世代（18～34歳）が56％のみである一方でX世代の親（35～44歳）は71%でと、世代間の傾向の違いがみられます。それぞれの特長を兼ね備えた以下のおうちはいかがでしょうか。

WiFi、プール、キッチン：家族旅行の宿泊先選びで重視されるアメニティとしては、WiFi（64%）、プール/浴槽（49%）が挙げられており、5組に2組（40%）はキッチンを備えた宿泊先を探すと回答しています。おしゃれなキッチンで行う料理コンテストやバーベキューで滞在時も自宅のように楽しみましょう。

中には変わらないものも：新しいことを求める家族が増える一方で、変わらない伝統もいくつか存在します。アメリカ国内の自動車旅行の人気は健在です。7割以上の家族旅行者（72%）が次回の家族旅行は自動車旅行になると回答しており、半数以上（53%）が自動車やバイクなど、何らかの車で別の州に旅行する予定であると回答しています。また、旅行の時期は夏休み期間中が圧倒的に多く、60%の家族旅行者は、家族旅行の日程として夏を好むと回答しています。