海外渡航で一緒にいてくれたら頼りになる男性は「ディーン・フジオカさん」が2年連続で1位


 大和ネクスト銀行はこのほど「海外渡航に関する調査」の結果を発表した。海外渡航で一緒にいてくれたら頼りになる男性は「ディーン・フジオカさん」が2年連続で1位。また、海外渡航先でボディーガードをしてほしい有名人を聞いたところ、1位は「武井壮さん」、2位は「アントニオ猪木さん」となった。同調査の詳細結果は以下の通り。

 大和証券グループ本社が100%出資する銀行で、「貯蓄から投資へ」の流れを創る独自の証銀連携ビジネスモデルを展開している株式会社大和ネクスト銀行(http://www.bank-daiwa.co.jp/)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 中村比呂志)では、同社の外貨普通預金口座にある外貨をチャージすることで、世界210以上の国と地域で利用可能となる海外プリペイドカード「DAIWA SMART DEPOSIT」(愛称:スマデポ)のサービスを提供しています。

 そこで、海外渡航に関する意識や実態を探るため、2016年に続き、2017年5月23日~5月25日の3日間、過去5年以内に短期間(6ヶ月以内)の海外渡航経験のある全国の20歳~79歳の男女を対象に、海外渡航に関する調査をインターネットリサーチにより実施し、1,000名の有効サンプルを集計しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)

==調査結果==

■ 海外渡航のよかったところ・困ったところ ■

◆海外で体験できてよかったことは1位「食べ物・飲み物」2位「街並み」

20代~40代では「レジャー・スポーツ」、60代・70代では「歴史・文化」や「世界遺産・絶景」も人気

 過去5年以内に短期間(6ヶ月以内)の海外渡航経験のある全国の20歳~79歳の男女1,000名(全回答者)に、海外で体験できてよかったと思うもの・ことを聞いたところ、「食べ物・飲み物」が78.9%で最も多く、次いで、「街並み」70.8%、「現地の歴史・文化」58.6%、「ショッピング」58.4%、「世界遺産・絶景」54.1%が続きました。現地の食や風景を楽しんだ人が多いようです。

 年代別にみると、20代~40代では「レジャー・スポーツ」(20代50.6%、30代49.1%、40代49.1%)が50代以上に比べて高くなりました。他方、60代や70代では「現地の歴史・文化」(60代67.1%、70代74.1%)や「世界遺産・絶景」(60代62.9%、70代78.3%)が50代以下と比べて高くなりました。60代・70代には、その土地でしかみられない景色や歴史といった文化的な側面を楽しんだ人が多いようです。

◆海外渡航時に経験して困ったこと

1位「両替手数料がかさんだ」2位「円安で費用がかさんだ」3位「タクシーが遠回り」

 

 次に、海外に渡航した際、どのようなことで困ったか聞いたところ、「両替のための手数料がかさんだ」が23.9%で最も多く、次いで、「為替変動(円安)で、考えていたより費用がかさんだ」20.3%、「タクシーがわざと遠回りをした・しようとした」15.6%、「交通機関が定刻より早く出発した・大幅に遅延した」13.9%、「押し売りに遭った・遭いかけた」12.1%が続きました。両替手数料や為替の影響により想定よりも費用がかさんでしまったという人が多いことがわかりました。外貨を持っていると両替の手数料や為替変動を気にする必要がなくなるため、海外旅行を計画中の方は、外貨預金を検討してみてはいかがでしょうか。

 海外渡航時に困ったことでは「両替のための手数料がかさんだ」が1位となりましたが、両替のための手数料については、どのように考えられているのでしょうか。全回答者(1,000名)に、≪外貨両替の手数料がもったいない≫と思うか聞いたところ、『そう思う(計)』(「非常にそう思う」と「ややそう思う」の合計)は92.2%となりました。大多数の人が外貨両替の手数料をもったいないと感じているようです。

◆海外に行く前に再度確認が必要? しっかり準備しておけばよかったと思うもの

「余裕のあるスーツケース」がダントツ、「暑さ・寒さ対策」「外貨」「常備薬」も上位に

 

 続いて、全回答者(1,000名)に、海外に行く前に(もっとしっかり)準備しておけばよかったと思うこと・ものを聞いたところ、「スペースに余裕のあるスーツケース」が最も多く26.5%、次いで、「暑さ・寒さ対策(冷感タオル、カイロなど)」13.1%、「外貨(預金や現地通貨など)」と「常備薬(かぜ薬や胃腸薬など)」いずれも12.0%、「日本食(インスタントの味噌汁・カップ麺、梅干しなど)」10.9%が続きました。渡航中に徐々に物が増えてしまいスーツケースに荷物が入らなくなってしまったという人が多いようです。また、外貨の準備をもっとしておけばよかったという人もいるようです。

■ 渡航中の買い物やお土産 ■

◆「渡航中の買い物では、現金よりもカードのほうが使い勝手がよい」海外渡航者の8割半が実感

◆「持ち歩くなら現金よりカードのほうが盗難保険もあるため安心」は8割強が同意

 

 渡航中は、ショッピングや食事、お土産購入など、様々な場面でお金が必要になります。現在は、現金だけでなくカードでも支払いができる場所が多くありますが、カードでの支払いについてはどのように考えられているのでしょうか。

 全回答者(1,000名)に、≪海外渡航中の買い物では、現金よりもカードのほうが使い勝手がよい≫と思うか聞いたところ、『そう思う(計)』(「非常にそう思う」と「ややそう思う」の合計、以下同じ)が83.9%になり、また、≪持ち歩くなら現金よりカードのほうが盗難保険もあるため安心だ≫と思うか聞いたところ、『そう思う(計)』は82.9%となりました。海外渡航中の買い物では現金よりプリペイドカードやクレジットカードといったカードのほうが使いやすく、そして、安全だと考えている人も多数であることがわかりました。

◆自分用のお土産に何を買う? 1位「お菓子」2位「食材」3位「お酒」、女性の約4人に1人は「化粧品」

◆恋人・配偶者用のお土産 男性が買ったお土産の3位は「アクセサリー・小物類」、2位と1位は?

 

 渡航先でしかできない体験と同じように、渡航先で買うことのできるお土産も海外渡航の醍醐味の一つといわれます。そこで、海外渡航のお土産について、全回答者(1,000名)に、自分のために買ったことがあるものを聞いたところ、1位は「現地のお菓子」70.9%で、2位「現地の食材」53.8%、3位「現地でしか買えないお酒」30.5%、4位「現地の民族にまつわるアクセサリー・小物類」22.5%、5位「観光名所が映っているポストカード」20.6%となりました。現地の味を日本に帰ってからも楽しみたいと考える人が多いようです。

 また、恋人や配偶者のために買ったことがあるものを聞いたところ、1位「現地のお菓子」49.9%、2位「現地の食材」27.1%、3位「現地でしか買えないお酒」19.0%、4位「現地の民族にまつわるアクセサリー・小物類」12.4%、5位「観光名所が映っているポストカード」7.7%となりました。上位5位までは自分のために買ったお土産と同じランキングになりましたが、現地の味をパートナーと一緒に楽しもうとしていた人が多いのではないでしょうか。

◆恋人・配偶者から貰って嬉しかったお土産 半数以上は「お菓子」、女性人気5位は「化粧品」

 

 それでは、実際に恋人や配偶者から貰って嬉しかったお土産とはどのようなものなのでしょうか。

 貰って嬉しかったお土産がある人(642名)に、恋人や配偶者から貰って嬉しかったお土産は何か聞いたところ、「現地のお菓子」が56.4%でダントツとなり、2位「現地の食材」30.2%、3位「現地でしか買えないお酒」23.1%、4位「現地の民族にまつわるアクセサリー・小物類」15.1%、5位「リアルな置物」7.8%となりました。日本では手に入らないようなお菓子や食材、お酒を貰って嬉しかったという人が多いようです。また、意外(?)にも、「リアルな置物」も5位にランクインしていました。

◆恋人・配偶者から貰ってガッカリしたお土産とは?

男性がガッカリしたお土産 1位「お菓子」2位「食材」3位「リアルな置物」

女性がガッカリしたお土産 1位「リアルな置物」2位「お菓子」3位「有名人や名物のキーホルダー」

 

 続いて、貰ってガッカリしたお土産がある人(370名)に、恋人や配偶者から貰ってガッカリしたお土産は何か聞いたところ、1位「現地のお菓子」26.2%、2位「リアルな置物」23.8%、3位「現地の食材」15.4%、4位「現地の有名人や名物がプリントされたキーホルダー」14.3%、5位「観光名所が映っているポストカード」11.9%となりました。現地のお菓子は貰って嬉しかったお土産でも1位となっていましたが、口に合わなかったというケースもあるようです。お菓子は定番のお土産ですが、相手の好みをリサーチした上でお土産を選んだほうがよさそうです。

■ これから海外渡航をするなら ■

◆海外に一人旅に行くなら、いくら両替して持っていく? 平均額は8.9万円

◆夏休みに恋人・配偶者と海外旅行に行くなら?両替して持っていく外貨の平均額は男性16.5万円、女性9.5万円

 

 今年の夏休みに、1週間(滞在期間が7日間)程度の旅行に行くとしたら、日本であらかじめいくらくらい両替して外貨を持っていくと思うか、シチュエーション別に聞きました。

 まず、≪一人旅≫では、「1万円超~5万円以下」34.0%、「5万円超~10万円以下」28.2%、「10万円超~20万円以下」18.8%に回答が集まり、平均額は8.9万円でした。男女別に平均額をみると、女性(7.2万円)よりも男性(10.6万円)のほうが3.4万円高い結果となりました。

 また、≪恋人・配偶者との旅行≫では、「1万円超~5万円以下」24.5%、「5万円超~10万円以下」28.3%、「10万円超~20万円以下」20.8%に回答が集まり、平均額は13.0万円でした。男女別に平均額をみると、女性が9.5万円なのに対し、男性は16.5万円となり、男性のほうが7.0万円高い結果となりました。一人旅と比べて、恋人・配偶者との旅行では、男性は1.5倍程度の金額の外貨を準備して持っていくようです。しっかりと外貨を準備することで、両替の手間や手数料といったことを気にしないで旅行を楽しみたいと考えている男性が多いのかもしれません。

◆海外渡航で一緒にいてくれたら頼りになりそうな有名人

男性部門1位「ディーン・フジオカさん」2位「渡辺謙さん」3位「イチローさん」

女性部門1位「イモトアヤコさん」、TOP5に「ローラさん」と「ベッキーさん」がランクイン!

「ディーン・フジオカさん」と「イモトアヤコさん」は2年連続トップ!

◆海外渡航先でボディーガードをお願いしたい 4位「村田諒太さん」、3位「岡田准一さん」、2位と1位は?

 

 全回答者(1,000名)に、海外渡航に関するイメージについて、あてはまると思う有名人を聞きました。

 まず、≪海外渡航先で、一緒にいてくれたら頼りになりそうだと思う有名人≫を聞いたところ、男性有名人では、マルチリンガルで日本のみならず海外でも活躍している「ディーン・フジオカさん」(51件)が1位となり、2位はハリウッドでも活躍している「渡辺謙さん」(43件)、3位は現役メジャーリーガーの「イチローさん」(25件)、4位は「タモリさん」(17件)となり、5位には「松岡修造さん」(16件)がランクインしました。「ディーン・フジオカさん」は、昨年に続き、2年連続の1位となりました。

 女性有名人では、番組で海外を飛び回っている「イモトアヤコさん」(57件)が1位となり、2位は頼りがいがあり強くて自立した女性の役を演じることが多い「天海祐希さん」(44件)、3位は芸能界のご意見番で姉御肌のキャラクターの「和田アキ子さん」(23件)となりました。また、4位には「ローラさん」「ベッキーさん」(ともに18件)がランクインしました。「ディーン・フジオカさん」と同様、「イモトアヤコさん」も2年連続で1位となりました。“海外で頼りになる有名人”といえば「ディーン・フジオカさん」と「イモトアヤコさん」というイメージが定着しているようです。

 

 続いて、≪海外渡航先で、ボディーガードをしてほしい有名人≫を聞いたところ、1位は、高い身体能力と果敢に挑む姿勢で人気のある「武井壮さん」(25件)となり、2位は元プロレスラーの「アントニオ猪木さん」(21件)、3位は格闘技の腕前が評判の「岡田准一さん」(17件)となりました。4位以下には、プロボクサーの「村田諒太さん」やレスリング選手・指導者の「吉田沙保里さん」などが挙げられました。

■ 海外旅行デート ■

◆海外旅行デートで好感度アップへつながる行動

1位「現地の言葉を流暢に話す」2位「トラブルに冷静に対処する」3位「現地の文化やマナーを教えてくれる」

◆海外旅行デートで女性からの好感度を上げるには「スマートな飲食店選び」や「スマートな支払い」も有効

 

 全回答者(1,000名)に、異性と海外に旅行に行くとしたら、異性のどのような行動に好感を覚えるか聞いたところ、「現地の言葉を流暢に話す」が52.3%で最も多く、次いで、「トラブルに冷静に対処する」41.3%、「現地の文化やマナーを教えてくれる」29.7%、「現地での飲食店選びがスマートにできる」25.7%、「こまめに疲れや体調を気遣ってくれる」23.1%が続きました。スマートさや気遣いの気持ちがあらわれた振る舞いに好感を覚えるという人が多いようです。

 男女別にみると、女性では、「現地の言葉を流暢に話す」(59.8%)と「トラブルに冷静に対処する」(57.6%)が際立って高くなった他、「現地での飲食店選びがスマートにできる」(男性19.4%、女性32.0%)や「現地の店での支払いがスマートにできる」(男性11.0%、女性27.6%)でも男性と比べて高くなりました。一緒に海外旅行に行くと言葉で苦労することがなかったり、トラブルに巻き込まれても冷静に対応できたりする男性の評価が高いようです。また、現地でのお店選びだけではなく、お店での支払いが“スマート”な男性のポイントも高いことがわかりました。

◆海外旅行デートで避けるべき、好感度ダダ下がりな行動 ワースト3は「自分勝手」「優柔不断」「文句を言う」

「単独行動したがる女性」や「スマホばかりいじる女性」も男性からの好感度がガタ落ち

「トラブル時に自分より慌てている男性」や「段取りが悪い男性」も女性からの好感度がダダ下がり

 

 現地の言葉が話せ、トラブル時にも冷静で、スマートさが備わっている相手に好感を覚える人が多いことがわかりましたが、逆に、相手への好感度が下がる行動とはどのようなものなのでしょうか。全回答者(1,000名)に、異性と海外に旅行に行くとしたら、異性のどのような行動を目にすると相手への好感度が下がると思うか聞いたところ、「自分勝手・わがまま」が52.3%で最も多く、次いで、「優柔不断・決められない」が43.4%、「文句を言う」が42.6%、「スマホばかりいじる」が29.7%、「計画の段取りが悪い」が29.3%で続きました。海外旅行デートでは、自分勝手な行動だけでなく、優柔不断な態度や、文句を言うといったことは禁物のようです。

 男女別にみると、男性では、1位「自分勝手・わがまま」(47.8%)、2位「文句を言う」(37.6%)、3位「優柔不断・決められない」(28.0%)、4位「スマホばかりいじる」(25.8%)、5位「単独行動をしたがる」(23.2%)となりました。わがままや文句を言ったり、一緒に海外旅行に来ている意味がなくなるような行動をされたりすると相手への好感度がガタ落ちという男性が多いようです。一方、女性では、1位「優柔不断・決められない」(58.8%)、2位「自分勝手・わがまま」(56.8%)、3位「文句を言う」(47.6%)、4位「トラブルに遭ったとき、自分以上に慌てる」(43.8%)、5位「計画の段取りが悪い」(39.2%)となりました。男性同様、わがままや文句を言われると相手への好感度が下がるという女性が多くなりましたが、旅行先で頼りにならなかった場合でも相手への好感度はダダ下がりするという女性も多いようです。

◆支払いのときには要注意? 海外旅行デートで好感度ダウンへとつながる行動

1位「準備不足で現金がなくなる」2位「細かい単位まで割り勘をする」3位「両替レートの計算ができない」

 

 また、全回答者(1,000名)に、外貨や両替、買い物など渡航中のお金に関して、異性のどのような行動を目にすると相手への好感度が下がると思うか聞いたところ、「準備不足で現金がなくなる」が27.1%で最も多く、次いで、「細かい単位まで割り勘をしようとする」25.1%、「両替レートの計算ができない/遅い」24.6%、「チップをケチる」23.7%、「日本よりも安く買えることを理由に、浪費をする」22.5%が続きました。海外旅行では、思っていた以上に費用がかかってしまうことが多いため、旅行中に現金が不足し、パートナーをガッカリさせないためにも、外貨の準備をしっかりしておくとよさそうです。

 男女別にみると、「細かい単位まで割り勘をしようとする」(男性14.2%、女性36.0%)や「チップをケチる」(男性14.8%、女性32.6%)、「少額でも買い物をしない(出費を抑えようとする)」(男性8.4%、女性23.8%)では女性のほうが男性と比べて割合が高くなりました。お金に対して過度に細かい行動を目にすると、相手への好感度が下がると思う女性が多いようです。

◆一緒に海外旅行デートを楽しむなら?

男性回答の1位は「新垣結衣さん」と「石原さとみさん」、3位「吉永小百合さん」

女性回答の1位は「ディーン・フジオカさん」と「福山雅治さん」、3位「木村拓哉さん」

 

 また、≪海外渡航先でデートを楽しんでみたい有名人≫を聞いたところ、男性回答では、1位は「新垣結衣さん」と「石原さとみさん」(ともに16件)となり、3位は「吉永小百合さん」(12件)、4位は「ローラさん」(10件)、5位は「綾瀬はるかさん」と「深田恭子さん」、「有村架純さん」(いずれも9件)となりました。女性回答では、1位は「ディーン・フジオカさん」と「福山雅治さん」(ともに13件)、3位は「木村拓哉さん」(9件)、4位は「玉木宏さん」と「鈴木亮平さん」(ともに7件)となりました。他にも、「福士蒼汰さん」や「向井理さん」、「西島秀俊さん」など、爽やかなイメージで人気の俳優の名前が挙げられました。

■ 海外渡航と外貨の取り扱い ■

◆「外貨だと金銭感覚がわからずお金を使い過ぎる」5割強

◆「外貨両替は面倒」8割弱、昨年調査より12ポイント上昇で面倒だと感じている人は増加傾向

◆「外貨両替やカード決済の時、為替レートが気になる」9割強が同意

 

全回答者(1,000名)に、外貨の利用や両替についての意見を提示し、どの程度同意するか聞きました。

 

 まず、≪外貨での金銭感覚がわからずお金を使い過ぎる≫では、『そう思う(計)』(「非常にそう思う」と「ややそう思う」の合計、以下同じ)は53.5%となりました。5割強の人が、海外渡航中にお金を使い過ぎてしまうという経験をしているようです。

 また、≪外貨両替は面倒だ≫では、『そう思う(計)』は77.2%となり、8割弱の人が、外貨両替に煩わしさを感じていることがわかる結果となりました。昨年の結果と比べると、『そう思う(計)』は、2016年65.3%→2017年77.2%となり、11.9ポイント上昇しました。外貨両替は面倒だと感じる人が増えている様子が窺えました。

 さらに、≪外貨両替やカード決済の時、為替レートが気になる≫では『そう思う(計)』は92.3%となりました。外貨や支払いのことを意識したときに、ほとんどの人が為替レートを気にするようです。

◆「外貨預金をしている」3割弱 男性では3割半、女性では2割

◆外貨預金している40代~60代の5割強は保有額「100万円以上」、70代では6割強

 

 外貨での支払いや両替、為替レートについてみてきましたが、外貨を事前に持っておく方法として外貨預金があります。そこで、全回答者(1,000名)に、外貨預金をしているか聞いたところ、「外貨預金をしている」28.2%、「外貨預金をしていない」71.8%となり、3割弱が外貨預金をしていることがわかりました。男女別に外貨預金をしている割合をみると、男性では36.2%、女性では20.2%となりました。外貨預金をしているのは女性よりも男性のほうが多いようです。

 次に、外貨預金をしている人(282名)に、保有している外貨預金のおおよその額(円換算)を聞いたところ、「1万円~30万円未満」28.0%、「30万円~100万円未満」24.5%、「100万円~300万円未満」23.4%、「300万円以上」24.1%となりました。また、100万円以上預金している人の割合(『100万円以上(計)』)を年代別にみると、40代~60代では半数以上(40代53.0%、50代51.8%、60代51.3%)となり、70代では63.1%と6割強となりました。

◆「帰国時に外貨が余ると処理に困る」4人に3人が同意、昨年調査より9ポイント上昇

◆「次の海外渡航のために外貨を貯めておきたい」4割半が同意

 

 続いて、全回答者(1,000名)に、海外渡航と外貨の取り扱いに関し、余った外貨の処理や外貨を貯めておくことについてどの程度同意するか聞きました。

 まず、≪帰国時に外貨が余ると処理に困る≫では、『そう思う(計)』(「非常にそう思う」と「そう思う」の合計、以下同じ)は75.8%となり、4人に3人は余った外貨の処理に困るという経験をしているようです。昨年の結果と比べてみると、『そう思う(計)』は、2016年66.7%→2017年75.8%となり、9.1ポイント上昇しました。最近の海外プリペイドカードなどには、余った外貨を外貨預金に戻せるサービスもあるため、余った外貨の処理に困らないように、このようなサービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

 また、≪次の海外渡航のために外貨を貯めておきたい≫では、『そう思う(計)』は44.6%となりました。実際に海外に行くよりも前に外貨を貯めておきたいと考えるのは、半数以下のようです。

◆外国為替のイロハを教えてほしい有名人 1位「池上彰さん」2位「林修さん」3位「森永卓郎さん」

 

 最後に、全回答者(1,000名)に、外国為替のイロハを教えてほしい有名人を聞いたところ、わかりやすい解説で人気のある「池上彰さん」(48件)が1位となり、2位はおなじみのフレーズと聞いている人を引き込む授業で定評のある「林修さん」(28件)、3位はエコノミストでタレントの「森永卓郎さん」(27件)となりました。他にも、「タモリさん」や「イチローさん」、経済評論家でジャーナリストの「荻原博子さん」といった有名人が挙げられました。

 
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