信金中央金庫、インバウンド支援で地域ブランディング研究所と連携


 

 信金中央金庫は、インバウンド支援で地域ブランディング研究所と連携する。同研究所が発表した詳細は次の通り。

 株式会社地域ブランディング研究所(東京都台東区、以下同研究所)は信金中央金庫(東京都中央区、以下信金中金)と連携し、信金中金がサポートする信用金庫を通して、全国各地のインバウンドプロモーションを支援する。

 同研究所は、2016年秋から訪日外国人向け日本ローカル体験予約サイトAttractiveJAPANを立ち上げ、オンラインで海外の旅行会社と登録体験プログラムとを繋げるシステムを展開。さらに独自に開拓してきたアジア圏・欧米豪20カ国900社以上の旅行海外ネットワークを有し、国別・ターゲット別マーケティングや訪日客受入体制の構築を行ってきた。大手電鉄会社、飲食店、テーマパーク、自治体等をクライアントとして実績を作っており、信金中金は拡大するインバウンド需要に応えるべく同社のネットワークに期待を寄せる。世界の旅行会社へ体験プログラムのPRのサポートを展開するプラットフォームとして、Attractive JAPANを活用していく。

 信金中央金庫は、全国の信用金庫および信用金庫取引先の海外ビジネスに関する幅広いサポートを実施している。今般、国家戦略であり今後拡大が期待されるインバウンドに関するサポートを強化すべく今回の連携に繋がった。地域のことを熟知している信用金庫が体験メニューを提供する取引先を紹介する。

 予約サイトAttractive JAPANの活用以外にも、体験プログラムを紹介するカタログを作成する予定であり、各施設はこれらのサービスを活用することで世界各国の旅行会社にPRすることができ、販路拡大に大きく期待できる。

 

 インバウンド業界は中国人の爆買いで大きな注目を集めたが、レジャー・小売り・宿泊施設などのうち、特に大手以外はノウハウがなく発展初期段階にある。2016年実績で訪日観光客の数が年間 約2400 万人・消費金額が約3.5 兆円、オリンピック開催の2020年は同4000万人・8兆円まで拡大が見込まれる。地域と海外旅行会社とがダイレクトに繋がることで、この成長マーケットが一般施設まで浸透する流れが構築され、地域活性化に貢献されることが期待される。
 

 
株式会社地域ブランディング研究所とは
リクルート出身の代表吉田が 2013 年に設立。インバウンド事業の他に、地域ブランディング事業、イノベーション人材事業の3事業を展開中。これまで鉄道会社・レストラン・テーマパーク等 をクライアントに、海外旅行会社へ日本の観光情報を提供してきた。各国旅行会社から特に要望の多かったのが日本文化体験・キャラクター等のコンテンツ・田舎ならではのローカルな等のアクティビティであり、飛行機・ホテルに次ぐ今後の拡大マーケットとして事前予約のプラットフォームにするべくAttractive JAPANの展開を開始。まだ日本国内の体験プログラムと海外旅行会社とを直につなぐサービスは展開されておらず、国内で各国別需要を押さえられていない現状を打破する。既に、アジア圏を中心に台湾・韓国・香港・タイ・中国・シンガポール・マレーシア・ベトナム等の現地旅行 会社との提携が決定しており、それ以外の欧米オセアニアの旅行会社との提携も予定されている。今後もコンテンツを拡充していく予定。代表吉田は社団法人日本インバウンド連合会の理事も務めてインバウンド業界をけん引する立場にある。

 
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