クラツーパートナーズ会、岡崎会長(深山荘高見屋)を再任


あいさつする岡崎会長

 クラブツーリズムパートナーズ会(岡崎彌平治会長=深山荘高見屋、2604会員)は3日、東京都新宿区の京王プラザホテルで2017年度年次総会を開いた。北海道から沖縄まで約800会員、社員約200人が参加した。任期満了に伴う役員改選では岡崎会長を再任。16年度収支決算、17年度の予算・事業計画を審議、承認した。

 岡崎会長はあいさつで「いろいろな会の会員が減少傾向にある中、当会の会員数は昨年から今年にかけて52施設も増えた。元気に活動しながら新しいお客さまを創造し、地域の観光に必要となっているからこそ会員の増強がある」と強調。「喜びと絆を大切にし、会が業界に必要とされ、お客さまに愛される旅行をこれからも造っていくことを全員で一緒にやっていきたい」と呼び掛けた。

 来賓としてあいさつしたクラツーの岡本邦夫名誉会長は、昨年の業績について「テロなどの影響で厳しい1年だったが、利益は予算を達成した。テーマ旅行部門については順調に業績を上げた」と述べ、17年度については「海外旅行が大きな伸びを見せ、国内旅行も復調している」とアピールした。

 今後については「事業機能を集中させ、専門分野に応じた対応、意思決定の迅速化を図るなど、事業構造改革を進める」と強調した。また、クラブツーリズムパートナーズ会のあり方について「近旅連、ひまわり会との統合も視野に検討していきたい」と語った。

 KNT―CTホールディングスの丸山隆司社長はグループの推進事項として「売上高にこだわり、事業構造改革の中でクラツーと近畿日本ツーリストの一体化を推し進め、ウェブの再構築を行う」と方針を示した。

 クラツーの小山佳延社長は「KNT―CTにしかできないこと、だからこそできることを徹底的に追求し、優位性ある部分でスピード感をもって取り組む。クラツーの強みをホールディングスの強みに変換していく」と意気込んだ。

 17年活動計画では、会社戦略・施策と連動した事業の積極的展開、被災地支援活動や連合会・支部共同地域交流イベントの実施、環境・エコ推進プロジェクトに引き続き取り組むことなどを決めた。

 総会後、クラツーの平野恭一常務取締役営業本部長が会社の戦略、施策を発表。17年度の重点施策について、(1)自治体との連携による新素材の開発(2)複合型・大型キャンペーンの実施(3)長期滞在型企画の造成強化(4)地域交流イベントの拡充―を挙げ、旅行事業を通じて地域に貢献する企業を目指すことを説明した。

 
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